イラク復興信託基金ドナー委員会会合および拡大会合(東京会合)について
平成16年9月7日
- 外務省は、第3回イラク復興信託基金ドナー委員会会合および拡大会合を10月13日(水)、14日(木)の両日、東京都内において開催する。13日(水)には、イラク復興信託基金への拠出国だけでなく、ドイツ・フランス・ロシアやアラブ諸国等の潜在的ドナー国を含む拡大会合を行い、2日目の14日(木)には、ドナー委員会の運営に関する会合を行う。
- この東京会合には、イラクおよびイラク復興信託基金のドナー国を含む各国、同基金を運営する国連および世界銀行等の国際機関等が出席する予定である。出席者は高級事務レベルを想定している。なお、イラク側からはマハディ・アル・ハーフィズ計画開発協力大臣が出席する予定である。
- この東京会合では、(1)統治権限委譲後のイラク側にとっての復興課題(復興戦略、治安、政治プロセス・選挙準備状況)を議論すること、(2)マドリッド会合一周年を迎え、イラク復興に向けて、ドイツ・フランス・ロシアやアラブ諸国を含めた国際協調の強化を図ること、(3)イラク復興信託基金の着実な実施を確認し、ドナー国の一層の参加により国際協調体制拡大を図ることを狙いとしている。
- わが国は、イラク復興信託基金に4億9,000万ドルを拠出し、ドナー委員会議長国を務めている。同信託基金に関する第1回会合は、本年2月28日、29日の両日、アラブ首長国連邦の首都アブダビにおいて、第2回会合は、本年5月25日、26日の両日、カタールの首都ドーハにおいて開催された。
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