イラク復興支援経済協力事業について
平成16年6月29日
- わが国は、平成15年度補正予算(10億8,000万ドル相当の1,188億円)によるイラク復興支援経済協力事業として、本29日(火)、新たに直接支援によるプロジェクト(総額31 9億円)を実施することを決定した。
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タジ・ガスタービン発電所復旧計画(電力省)
72億7,800万円
ガスタービン発電機7台のうち、1、2、3、5号機を取り替えるもの。
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モスル・ガスタービン発電所復旧計画(電力省)
45億8,500万円
ガスタービン発電機4台のうち、1、3号機を取り替えるもの。
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モスル水力第一発電所復旧計画(電力省)
56億8,100万円
モスル水力第一発電所のリハビリ(機器・部品の供与、据付、調整試運転およびトレーニング)を行うもの。
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北部地域主要病院整備計画(保健省)
75億2,900万円
いわゆる13病院のうちキルクーク、エルビル、モスル、ドホークの4病院について医療機材の供与および設備の改修を実施するもの。
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ゴミ・下水処理特殊車両整備計画(公共事業省およびバグダッド市)
62億5,900万円
ムサンナ県を含むイラク全土にゴミ収集車、ゴミ埋め立て用ブルドーザーおよびバキュームカー等を供与するもの。
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防弾車両供与計画(内務省)
5億9,400万円
バグダッド市およびサマーワを含むムサンナー県に20台の防弾車両を供与するもの
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- わが国は、昨年10月、イラクに対する「当面の支援」15億ドルの無償資金の供与を発表しており、今回の支援はその一環として行われるものである。
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