国際協力機構(JICA)、国際協力銀行(JBIC)および国連開発計画(UNDP)の三者協力によるイラク電力分野の基本計画策定について
平成16年2月24日
- イラク復興支援に向けた取組みとして、今般、電力分野における調査について、国際協力銀行(JBIC)と国連開発計画(UNDP)との間で連携の合意が成立したことを受け、今後、ヨルダンにおいて、国際協力機構(JI CA)、JBICおよびUNDPの三者が協力して電力分野の基本計画を策定すべく調査を進めていくこととなる。
- この調査は、発電・送電・配電施設の現状を分析した上で、電力系統全体のバランスを踏まえた基本計画を策定するためのものである。この調査結果は、本年夏を目途にとりまとめる予定であり、また、わが国の有償資金協力の案件形成を念頭に置いたものである。イラクにおける電力分野の現状は、世銀および国連の行ったニーズ・アセスメントによれば、1990年時点から昨年にかけて総発電容量は半分以下に低下しており、応急的な修復は行われているものの、包括的な復旧計画は策定されていない。
(参考)
電力分野のJICA調査団(第一次):2月7日(土)~3月22日(月)(ヨルダンに派遣中)
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