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タケシ南太平洋地域環境計画事務局長の来日について
平成16年2月19日
- アステリオ・タケシ南太平洋地域環境計画（SPREP）事務局長は、2月21日（土）から29日（日）まで、外務省の招待により来日する。
- タケシ事務局長は、滞在中、荒井正吾外務政務官、砂田圭佑環境政務官ほか、わが国政府および民間の関係者との間で太平洋島嶼地域の環境問題への取り組み等について意見交換を行う。また、北九州市と福岡市を訪問し、廃棄物処理に対する取り組みを視察する。
- わが国は、経済開発の進展に伴い廃棄物処理問題が深刻化しつつある中、SPREPと協力して、この問題解決に向けて総合的な戦略策定の支援に取り組んでおり、今回のタケシ事務局長の来日により、協力関係のさらなる強化が期待される。
（参考）
- 南太平洋地域環境計画（SPREP:South Pacific Regional Environment Program）は太平洋諸島地域の環境保全のための域内協力を促進するための地域国際機関で、1980年に発足。オーストラリア、ニュージーランドを含む域内諸国・地域および米、フランス合計26カ国・地域が加盟。事務局はサモアの首都アピアに所在。PIFの関連機関。
- 太平洋諸島フォーラム（PIF:Pacific Islands Forum（はオーストラリア、ニュージーランドを含む太平洋諸島地域の16カ国・地域が加盟する地域協力の枠組み（国際機関）。事務局はフィジーの首都スバに所在。日本は、毎年PIF総会の後に開催される域外国対話に参加（副大臣または大臣政務官が出席）している。また、1997年、2000年および2003年とこれまで3回にわたり日・PIF首脳会議（「太平洋・島サミット」）を開催し、PIF諸国とのパートナーシップの強化をはかっている。
- 2003年5月に沖縄にて開催された第3回日・PIF首脳会議（太平洋・島サミット）（小泉純一郎総理大臣とライセニア・ガラセ・PIF議長（フィジー首相）が共同議長）では、太平洋島嶼地域の「持続可能な開発」の実現に向け、「より豊かで安全な太平洋のための地域開発戦略及び共同行動計画」を「沖縄イニシアティブ」として策定。「太平洋地域の安全保障の強化」「より安全で持続可能な環境」「教育及び人材育成の改善」「保健及び衛生の改善」「より活発で持続可能な貿易及び経済成長」の5つを重点分野としている。
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