イラク周辺国等における被災民救援のための自衛隊機による輸送の終了について
平成15年8月11日
- わが国政府は、7月4日に閣議決定した「イラク被災民救援国際平和協力業務実施計画」に基づき、同17日より国連の人道対応備蓄倉庫のあるイタリアのブリンディシとヨルダンのアンマン間で、自衛隊機(C-130H型機)によりイラク被災民の救援のため周辺国において国連等が実施している人道的な国際救援活動に必要な物資等の空輸を行ってきたところ、8月12日(火)をもって業務を終了することとした。
- この自衛隊機による空輸は、国連諸機関の輸送ニーズの調整を行っている世界食糧計画(WFP)からの要請を受けて行ってきたものであるが、WFPからわが国に依頼されたブリンディシとアンマンの間での輸送所要(140トン)についてはこれが完了する予定となったことを受け、12日のブリンディシからアンマンへの輸送をもって業務を終了することとしたものである。なお、任務を終えた自衛隊機は18日(月)に本邦に帰着する予定である。
(参考)自衛隊機は約1カ月の活動期間を通じ、計20回の空輸業務を実施し、約140トンの物資を輸送することとなる。これまでに、食糧等の備蓄・運搬に必要なプラスティック製荷台や事務所の設営に必要な資機材等をブリンディシからアンマンへ、また、イラク等に輸送する食糧をつめこむための穀物袋等の物資をアンマンからブリンディシへ輸送している。
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