台湾に対する重症急性呼吸器症候群(SARS)関連
医療器材の供与について
平成15年6月6日
- わが国政府は、6月6日(金)、台湾における重症急性呼吸器症候群(SARS)をめぐる状況を受け、財団法人交流協会を通じて台湾に対し、総額5,600万円相当の医療器材(医療用防護服50,000着、防塵マスク500個及び防塵マスク交換フィルター2,500袋)を供与することとした。
- 台湾では本年3月に初の感染者が発生して以来、台湾のほぼ全域で感染者が確認されており、台湾当局の発表によれば、6月5日現在、台湾においては、感染者数677名、死亡者数81名が報告されている。
- 台湾は、わが国と地理的に近接し、人の往来も多いため、台湾におけるSARS感染の拡大は、わが国としても高い関心を有しており、わが国としては、先般の専門家チームの派遣に続き、今回の医療器材の供与を通じて、台湾におけるSARS感染拡大が早期に終息し、多数の在留邦人を含むわが国国民の健康確保にもつながることを期待するものである。
(注)5月26日から29日まで台湾に派遣された専門家チーム(成田赤十字病院・国立仙台病院医師各1名および(財)交流協会職員1名)は、帰国後、台湾では感染防御用具が不足しており、適切な支援が必要である旨の提言を行っている。
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