ガーナの「幹線道路改修計画」に対する無償資金協力について
平成15年6月3日
- わが国政府は、ガーナ共和国政府に対し、「幹線道路改修計画」(the Project for Rehabilitation of Trunk Road)の実施に資することを目的として、27億7,600万円(平成15年度9億9,800万円、平成16年度17億7,800万円)を限度とする額の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が6月3日(火)、アクラにおいて、わが方浅井和子在ガーナ大使と先方アクフォ・アドゥ外務大臣(Mr. Akfo Addo, Minister of Foreign Affairs)との間で行われた。
- ガーナ政府は、「幹線道路セクター投資計画」を策定して、国道、地域間道路、地域内道路の幹線道路の整備に取り組んでいるが、管轄する道路総延長1万3,277km全体のうち58%が未舗装であり、また、国道においても約50%が未だ不十分な整備状況にある。
特に、主要幹線道路の一つである国道1号線は、西アフリカ諸国を結ぶ国際幹線道路の一部として、国内でも最重要路線の一つと位置付けられているが、カソア=ヤモランサ間の98.2kmについては道路幅、舗装状態が不十分な状態であり、円滑な人の往来や物流に支障を来たしている。
このような状況の下、ガーナ政府はカソア=ヤモランサ間の98.2kmの改修を目的とした「幹線道路改修計画」を策定し、この計画の実施のために必要な資金につき、わが国に対し、無償資金協力を要請してきたものである。
- この計画の実施により、国道1号線が改修され輸送力が向上し、輸送コストの削減、地域経済の活性化等に大きく資することになると期待される。
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