イラク難民救援に係る文民専門家医療チーム派遣検討のための事前調査団の派遣について
平成15年3月27日
- わが国政府は3月28日(金)、イラク国民が戦火を逃れるため同国近隣諸国へ避難する兆しがある状況に鑑み、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の要請を受け、シリア国内にある難民キャンプへの医師、看護婦、薬剤師、支援要員等からなる文民専門家医療チームの派遣を検討するため、医師を含む事前調査団5名(代表:小井土雄一日本医科大学高等救命センター医局長)をシリアに派遣することとした。
- イラクにおいては、イラク国民等が戦火を逃れるため国内で移動を始めており、UNHCRではイラク近隣諸国への難民流出は60万人に及び、今後大規模な移動が発生するおそれがあると予測しており、ヨルダン等のイラク近隣諸国において、人道的な国際救援活動を開始している。
- わが国は、こうしたUNHCRの行う難民救援活動に対し、迅速な協力を行うことが、わが国の国際社会に対する人道的観点からの協力として相応しいと判断し、今回の事前調査団の派遣を実施するものである。
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