国際会議「アフガニスタン『平和の定着』東京会議」(DDR会議)~銃から鍬へ-元兵士の市民社会への復帰~の開催について
平成15年2月18日
- 外務省は、国際会議「アフガニスタン『平和の定着』東京会議~銃から鍬へ-元兵士の市民社会への復帰~」(DDR会議)を2月22日(土)、東京(帝国ホテル)において開催する。
- この会議には、わが国から川口順子外務大臣、緒方貞子アフガニスタン支援総理特別代表、西村六善アフガニスタン支援調整大使ほかが、アフガニスタンからハミード・カルザイ・アフガニスタン移行政権大統領、アブドラ・アブドラ外務大臣、ユーセフ・パシュトゥーン都市開発大臣ほかが、また、わが国以外の支援国等から米国、英国、ドイツ、EU(欧州連合)、国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)および世銀ほかの約35ヵ国、10国際機関の関係者がそれぞれ参加する。
- この会議では、アフガニスタンの安定した復興と平和構築にとって重要な鍵となる治安の分野に焦点を当て、アフガニスタン政府とわが国を始めとする支援国・機関との間で、アフガニスタンにおける元兵士の武装解除、動員解除および社会復帰等の、いわゆるDDRプロセスを進めるための具体案について意見交換を行う予定である。
- この会議においてわが国は、DDR分野の主導国として、わが国自身の具体的な支援策を表明するとともに、この会議の議長として、アフガニスタンのDDRプロセス促進のための国際社会の支援を呼びかける予定である。
- なお、この会議は、昨年1月に東京で開催されたアフガニスタン復興支援国際会議に引き続き、アフガニスタンの安定した復興と平和構築の促進を目的として開催されるものであり、今回の会議ではアフガニスタン政府によるDDRに対する強い意思と明確な方針の表明が期待される。また、わが国もこの会議を契機として、今後も具体的かつ積極的にアフガニスタンの和平と安定に貢献していく予定である。<
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(参考)わが国のアフガニスタンにおけるDDR(元兵士の武装解除、動員解除、市民社会への復帰)分野での協力
- わが国は、昨年5月の川口外務大臣によるアフガニスタン訪問において、「平和のための登録(Register for Peace)」構想を提唱し、「平和の定着」に向けた支援として近年重要性が指摘されているDDR分野(元兵士の武装解除・動員解除・社会復帰:Disarmament, Demobilization and Reintegration of the former combatants)での積極的貢献をコミットした。その後、わが国はDDR分野での支援主導国として、国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)と協議を行い、具体的なDDRプログラムについて検討を行ってきた。
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