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記者会見

報道官会見記録(平成16年5月)


INDEX


・ 報道官会見記録(5月28日付)
 ・ 閣議(川口外務大臣の韓国訪問)
 ・ イラクにおける邦人襲撃事件
 ・ 中国(天然ガス採掘施設建設)


・ 報道官会見記録(5月26日付)
 ・ 「中東・イスラム理解セミナーシリーズ~みんなで知ろうアラブを~」の開催
 ・ ドミニカ共和国における集中豪雨災害に対する緊急援助
 ・ 北朝鮮への食糧援助


・ 報道官会見記録(5月12日付)
 ・ 川口外務大臣のG8外相会合への出席
 ・ イスラエル・パレスチナ間の衝突
 ・ 小泉総理大臣の訪朝
 ・ サマーワ情勢






報道官会見記録 (平成16年5月28日(水)11:30~ 於芝会見室)

・ 閣議(川口外務大臣の韓国訪問)

(報道官)今朝の閣議において川口外務大臣の韓国訪問が了承されました。川口外務大臣は明日、明後日の1泊2日の予定でソウルを訪れ、盧武鉉大統領への表敬、パン・ギムン外交通商部長官との会談を行う予定です。

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・ イラクにおける邦人襲撃事件

(問)イラクでの邦人襲撃事件ですが、その後、2人の安否を含めて新しい情報は入っていますか。

(報道官)今朝、皆様に報告しましたように、残念なことではありますが、サマーワからバグダッドに向かっていた日本人のフリージャーナリスト、橋田信介さんと小川功太郎さんの2人が乗った車がバグダッドの南方30キロぐらいのところにあるマフムーディーヤという地域で襲撃に遭いました。この車の運転手からの報告によりますと、運転手は負傷していますが、逃げる途中、振り返ってみると車が爆発、炎上していたということです。橋田さん、小川さん、2人の安否はまだ確認がとれていません。そろそろ現地は夜が明ける頃ですので、日本大使館、また外務省としては現地のCPA、地元の警察に協力を要請し、出来るだけ早くお二人の安否を確認し、出来るものなら救出したいと考えています。大使館の方では外務省と連絡をとりながら、大使館としてもどのような措置をとるのか、今、鋭意検討しているところです。いずれにせよ、夜が明けてきましたので、これから本格的な活動が始まるという状態です。

(問)現場の正確な場所等は特定されているのでしょうか。

(報道官)私たちのところに入ってきている情報では、マフムーディーヤ辺りの国道を走っている時に、別の車が追い越してきて銃撃を受けたということだと聞いていますが、これも運転手からの断片的な情報ですので、更に詳しい情報を収集中です。

(問)運転手以外の現地警察とか、あるいは現地の目撃者等の情報というのはあるのでしょうか。

(報道官)今はまだありません。日本時間の今日未明、一番最初に外務省に情報が入ってきたのが午前2時過ぎ、その後、入ってきているというのは例えば運転手からの連絡で、運転手の叔父がバグダッドに住んでいて、この人が、車に乗っていた橋田さん、小川さんの姿が映ったデジタルカメラの写真のフロッピーが自宅にあるということで、そのフロッピーを持って大使館に来てくれました。そのフロッピーの映像を見た結果、お二人が橋田さん、小川さんであることが大使館員によって確認されました。しかしお二人の安否などはまだその段階でも分かっていないし、今でも分かっていないという状態です。

(問)運転手の叔父は電話か何かでやり取りしたのですか。

(報道官)詳しいことはよく分かりませんが、電話のやり取りだろうと思います。

(問)怪我をした運転手が現場からバグダッドの病院まで、どなたにどういうふうに。

(報道官)バグダッド近郊の病院に入っているとは聞いていますが、市内の病院とは聞いていません。どのような形で入ったのか、その辺りもあまりはっきりはしていません。

(問)襲撃された4人は1台の車に4人乗っていたのですか。

(報道官)そのとおりです。

(問)4人が現場に差し掛かるまでの足取りですが、その日のうちにサマーワの自衛隊の宿営地に立ち寄ったという話ですが、日帰りでサマーワに往復したというような形になるのでしょうか。

(報道官)私たちが承知しているところでは、昨日の朝バグダッドを発って、サマーワに行かれて、サマーワで現地時間11時過ぎだろうと思いますが、陸上自衛隊の宿営地に到着されて、自衛隊宿営地取材のためのパスを申請され、その手続きを終えて1~2時間経ったところで、バグダッドに戻るということでバグダッドに向けて車で走り去ったと聞いています。

(問)サマーワを出た時間というのは午後1時か2時ぐらい。

(報道官)そのように聞いています。正確な時間は承知していませんが、1時か2時ぐらいだろうと思います。たぶん1時の方に近いのではないかと思います。

(問)その時、4人は一緒だったのでしょうか。

(報道官)4人で車で出たということです。繰り返しになりますが、橋田さん、小川さん、通訳、運転手ということだそうです。

(問)出発の時、橋田さんと小川さんは後部座席に座っていたのですか。

(報道官)そこまでは分かっていません。

(問)今のところ犯行声明とか、そういったものはありますか。

(報道官)私たちのところには全くそういう情報はありません。

(問)現地は非常に治安の良くないところだと聞いていますが、今まで類似の事件、物盗りですとか、あるいはテロですとか、頻発しているところですか。

(報道官)どちらかというと、襲撃が頻発しているところと承知しています。最近でもロシアの方が被害に遭っていますし、その他にCNNのクルーのイラク人、更にはポーランドのテレビクルーの襲撃があったという情報に 接しています。

(問)今回はともかく、そういう襲撃の犯行の目的というのはどういうふうに。

(報道官)これは私たちも分かりません。

(問)襲撃を受けた時の状況ですが、後方から来た車が被害者たちの車を追い越して前方から射撃をしたのですか。

(報道官)そこまで詳しいことは分かりません。後ろから来た車に襲われたということだと聞いています。

(問)先程、追い越しざまにと。

(報道官)後ろから来た車が、たぶん追い越しざまだろうと思いますが、具体的にその車がどの位置にあって、どうといったような、図に表すような情報はまだ得られていません。

(問)犯人たちの車は1台ということですか。

(報道官)私たちが聞いているのは1台ということです。

(問)夜が明けてからの体制ですが、また改めて運転手さんから詳しい事情を聴かれるということは。

(報道官)これは聴かなくてはならないと思います。

(問)後は、現地にまた大使館の方を派遣されるという予定はあるのでしょうか。

(報道官)どのような措置をとるのが一番いいのかを鋭意検討中ということです。

(問)運転手以外の方が病院に運ばれて治療を受けているという事実関係はあるのでしょうか。

(報道官)聞いていません。病院で今、手当を受けているのは運転手1人と聞いています。

(問)襲ってきた車の犯人グループの人数とか性別とか、そういうものは。

(報道官)分かりません。

(問)お二人の御家族は、今どのように連絡をとられて、現地に向かうような体制というのは出来ているのでしょうか。

(報道官)外務省からこういうことがあったという連絡は行っています。私が聞いているところでは、橋田さんの奥様はバンコクにお住まい、小川さんのお父様は日本国内にいらっしゃるということで、それぞれに連絡をしております。御家族がどのような予定をお立てになるかは私は承知していません。

(問)小川さんの現住所は鳥取市でよろしいでしょうか。

(報道官)そうだと思います。

(問)それはいつの時点の話ですか。うちの取材だと鳥取市にはいないのではないかということですが。

(報道官)住所は鳥取県鳥取市と、パスポートを申請された時にそういう住所を記しています。

(問)パスポート申請時の住所ですか。

(報道官)そうだと思います。私たちが把握し、お父様とも御連絡が取れているようです。

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・ 中国(天然ガス採掘施設建設)

(問)日中中間線の近くで中国政府が新たな油田開発に着手したようですが、政府としてそれをどこまで把握して、どう対応されるおつもりですか。

(報道官)基本的には、中国側のそうした動きについては海上保安庁を中心に、今までもいろいろと我々なりに調査なり、然るべき手を打ってきているところです。この点についても外務省として、今後どのような措置をとるのか、担当のところで検討しています。

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報道官会見記録 (平成16年5月26日(水)16:30~ 於会見室)

・ 「中東・イスラム理解セミナーシリーズ~みんなで知ろうアラブを~」の開催

(報道官)中東・イスラムに対する理解を深めて頂く目的で、外務省では「中東・イスラム理解セミナーシリーズ」を開くことになりました。「みんなで知ろうアラブを」というサブタイトルがついています。1回目を5月28日に岡山で開催します。これには東京大学の山内教授、在京エジプト大使館の参事官に参加して頂くことになっています。次回は7月に山形を予定しており、日本各地でイスラム、中東地域に対する理解を深めて頂くためのこうした催しを開いていくつもりです。

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・ ドミニカ共和国における集中豪雨災害に対する緊急援助

(報道官)中米のドミニカ共和国が今、集中豪雨で大変な被害を受けているところですが、そこに対し1000万円の緊急援助物資を供与することになりました。毛布、テント、発電機、石鹸などですが、出来るだけ早く届くようにということです。

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・ 北朝鮮への食糧援助

(問)北朝鮮への総理が表明された食糧援助ですが、25万トンということですが、その内訳、金額等の目途というのは立ちつつあるのでしょうか。

(報道官)国際機関を通じての援助になるので、国際機関からの報告を受け、どういうニーズがあるかといった情報を見た上で協議して決めていくことになっています。従って、まだどのような品目ということは決まっていませんので、品目が決まらないと金額も決まらないということになろうかと思います。

(問)国際機関の呼び掛けというのは今まで累次出されているものなのか、あるいは新たに近く出されるようなものを想定されているのでしょうか。

(報道官)近々、中間報告のような形で、OCHA(国連人道問題調整事務所)から報告が出ると聞いています。従ってそれを待ってということを考えています。

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報道官会見記録 (平成16年5月12日(水)17:00~ 於会見室)

・ 川口外務大臣のG8外相会合への出席

(報道官)5月14日(金)にワシントンでG8(主要8カ国)外相会合が開かれますが、これに出席するため川口外務大臣は明日13日(木)から16日(日)まで米国を訪問することになりました。G8外相会合において川口外務大臣は他の7カ国の外相と共に、中東全域における改革構想である大中東構想、更にイラク、中東和平、北朝鮮などの地域情勢について議論を行う予定です。それに加えて、この会合の機会に他のG8参加国外相との二国間の会談も予定しています。まだ具体的にどの外相と会談を行うかについては今調整中ということです。

(問)G8外相会談ですが、同行されるのは田中外務審議官ですか。

(報道官)田中外務審議官は同行しません。

(問)そうしますと田中外務審議官はどこで何をなさっているのでしょうか。

(報道官)予定については、私は承知していません。

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・ イスラエル・パレスチナ間の衝突

(報道官)11日から、ガザ地区のザイトゥーンという地域でイスラエル軍とパレスチナ人の間で衝突が生じており、その結果、双方に多くの死傷者が出ています。これについて外務省としては大きな懸念を有しています。わが国は「ロードマップ」に進展がない状況の中で、今回の衝突をきっかけとして憎悪と暴力の連鎖が更に拡大し、イスラエル・パレスチナ間の和平の実現が一層困難になることを強く危惧しています。わが国は事態の更なる悪化を防止するため、イスラエルが最大限の自制を行使すると共に、パレスチナ側がイスラム過激派の取り締まりに最大限の努力をして、目に見える成果をあげることを強く求めています。

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・ 小泉総理大臣の訪朝

(問)小泉総理大臣の北朝鮮訪問というのが一部、いろいろ報道されていますが、この件について検討されている事実はありますか。

(報道官)細田官房長官も述べているように、全く白紙です。その件について今申し上げられることは何もありません。

(問)白紙というのは予定がないとか、詳細が決まっていないとか、いろいろ解釈はあると思いますが、どういう白紙状態ですか。

(報道官)まさに白紙状態で、従って今申し上げる状態にはないと御理解頂ければと思います。

(問)これに関しては言及することは出来ないということですか。

(報道官)今の段階では申し上げるようなことは何もありません。

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・ サマーワ情勢

(問)サマーワですが、オランダ軍が撤退の検討もという報道があるのですが、日本政府としてはオランダ側と何か調整するとか、連絡を取り合っているとかということはあるのでしょうか。

(報道官)オランダ側とは定期的に様々な形で連絡を取り合っていると承知していますが、例えばオランダが撤退を考えているといった話は私たちの方に伝わってきていないと聞いています。

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