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記者会見

報道官会見記録(平成15年8月)


INDEX


・ 報道官会見記録(8月27日付)
 ・ 6者会合
 ・ イランのハラジ外務大臣の来日


・ 報道官会見記録(8月6日付)
 ・ インドネシアにおける爆発事件に関する川口大臣発ハッサン外相宛メッセージ
 ・ 6者協議






報道官会見記録 (平成15年8月27日(水) 17:00~ 於:芝会見室)

・ 6者会合

(報道官)まず北京の6者会合について、今入っている情報を基に御報告申し上げます。既に御承知かと思いますが、北朝鮮の核を巡る6者会合ですが、本日、現地時間の午前9時過ぎ、日本時間ですと午前10時過ぎになりますが、北京の釣魚台において開始されました。まず開会式が行われて、次いで中国、北朝鮮、日本、韓国、ロシア、米国の順番で冒頭の挨拶が行われ、その中で各国は今回の会合に関する中国の開催に向けた努力に対するお礼の言葉を述べ、そして北東アジア地域の関係国がこうして一同に会したことの意義、この会合から成果が得られるように積極的に協力していくといった意思の言及がなされました。この中で、日本は藪中団長が冒頭挨拶で、北朝鮮による核開発は絶対に認められないこと、また問題の平和的な解決のためにこの6者会合が極めて重要だと考えている、更に核の問題、ミサイルの問題と並んで拉致問題解決の必要性を強く訴えました。更にこの会合は、コーヒーブレイクの中断を経て、その後、今度は先程とは逆の順番で各国の発言が行われました。日本の藪中団長はその際にも、与えられた時間をフルに使い、日本の基本的な立場、つまり核、ミサイル、拉致の問題についての基本的な考え方を強く述べました。会合ですが、現地時間の1時35分、日本時間2時35分ぐらいから一旦休憩に入っておりましたが、先程、向こうの時間の3時、こちらの時間の午後4時に再開されて、現在、中国側が発言していると理解しています。この後、どういう日程になるのかはちょっと分かりませんが、今夜は李肇星外交部長主催の晩餐会があると聞いています。

(問)細かい話ですが、冒頭の挨拶というのとコーヒーブレイクの後の逆順の発言というのは、趣旨とか意義とか、何か違うのですか。

(報道官)基本的な立場を述べるという場だったというふうに聞いています。

(問)藪中さんはコーヒーブレイクの後の発言では、どういうふうな、もう少しちょっと何か。

(報道官)基本的に日本の立場、特に核の問題について、ミサイルの問題について、更に拉致の問題についての日本側の考え方を述べて、北朝鮮側に正しい方向で事に臨むようにということを強く伝えたと聞いています。

(問)会合の中で北朝鮮はどういうことを発言したのでしょうか。

(報道官)私が聞いていますところでは、藪中局長の発言に続いて北朝鮮の代表が冒頭の時に発言されたようですが、藪中局長が拉致の問題を強く主張したのに対してこれといった反応はなくて、北朝鮮側はあらかじめ用意されたステートメントを発表されたと理解しています。

(問)拉致問題について、日本以外に取り上げた国はないのでしょうか。

(報道官)私が聞いていますところでは、他の代表の中にも拉致問題について言及されたところがあると聞いています。

(問)どこの国かというのは。

(報道官)日本の発言についてだけは日本だと申し上げられますが、それ以外の国については控えさえて頂きます。ただ、ある代表が拉致問題について、その他例えばドルの偽札の問題とか、麻薬の問題も取り上げながら北朝鮮が抱えている問題について言及されたと理解しています。

(問)ある代表というのは、1カ国の代表ということでよろしいでしょうか。

(報道官)私が聞いていますのは1つの国ですが、他の国についてどうだったかというのはちょっと分かりません。

(問)北朝鮮が読み上げたステートメントというのは、ポイントだけでも、どういうよう なものなのでしょうか。

(報道官)基本的には、北朝鮮側がこれまで主張してきたことをそのまま繰り返したということで、中心は米国に対する北朝鮮側の主張が中心だったと理解しています。

(問)日朝の2国間交渉のめどについて。

(報道官)今のところまだ、開かれるかどうか。日本側としては開きたいということを伝えてはいますが、それに対する返事はまだないと承知しています。

(問)北朝鮮が体制保障について言及したことはないのでしょうか。

(報道官)申し訳ありません。その点については、私はまだ報告は受けていません。

(問)6者の中で、米朝がやる場面というのは、何かその見通しというのはあるのでしょうか。

(報道官)それについても、日朝と共に私たちまだどういうふうになるのかはっきりしていません。ただ、今日、一旦これで中国側が発言を終わられた後、どういうふうになるのか、李肇星外交部長の晩餐会までの間の日程、明日の日程、明後日、まだ確定的なところは届いていないので何とも申し上げるものはないという状況です。

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・ イランのハラジ外務大臣の来日

(報道官)イランのハラジ外務大臣が今夜、特別機で日本を訪問されます。今日から29日金曜日まで日本に滞在され、この間、小泉総理、川口外務大臣をはじめとする政府要人と会談しまして、日本とイランの2国間関係、イラク問題、更に日本側としてはイランの核問題などについて意見交換をするという予定になっています。

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報道官会見記録 (平成15年8月6日(水) 17:00~ 於:芝会見室)

・ インドネシアにおける爆発事件に関する川口大臣発ハッサン外相宛メッセージ

(報道官)一点報告があります。昨日のことですが、ジャカルタ中心部のホテルで爆発事件が発生致しました。今日、川口外務大臣はインドネシアのハッサン・ウィラユダ外相にお悔やみとお見舞いを述べるとともに、今回のテロ行為を強く非難するメッセージを伝えました。この中で川口大臣は、我が国のテロとの戦いを自らの安全保障の問題と捉え、国際社会と連携しつつ、テロとの闘いに関与していくことをお伝えするとともに、テロ対策を巡ってインドネシアと協調・協力しつつ、一層積極的に取り組んでいくとウィラユダ外相にお伝えしております。

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・ 6者協議

(問)北朝鮮の6者協議についてなんですが、今日の時点で北朝鮮から日本側に対して何かこれに関連する連絡があったのでしょうか。

(報道官)まだ私どものところにはそういった具体的な報告は届いておりませんが、もしかすると何か連絡が入ってくるかもしれないという状況だと聞いています。

(問)もしかすると連絡が入ってくるかもしれない状況というのはどういうことなんですか。

(報道官)つまり北朝鮮側は、我々が承知しているところでは中国、韓国、米国そしてロシアに対しても既に伝えているわけで、我々のところにはまだ北朝鮮側からそういう意味での連絡は入っていませんが、事の成り行きからいって、6者でということですので、日本にも北朝鮮側から然るべきルートを使ってそうした連絡が入ってくるであろうという予想をしております。ただ、連絡が入ったという報告はありません。

(問)6者協議の開催時期ですが、一部では8月末から9月初旬という観測もあるようですが、何か見通しはお持ちになっていますか。

(報道官)我々が承知しているところでは、北朝鮮側が他の国に伝えたメッセージの中では「近く」という言葉が使ってあったようですが、具体的に「近く」がどういうことを意味しているのかというのはまだ分かりません。中国側、アメリカ側とも様々な形で協議をしていますが、まだ具体的に日取りをいつにするとか、どんなレベルでといったようなこともまだ何も来ていません。連絡、特に仲介役になっている中国からの連絡を待ちたいと思います。

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