外務省 English リンクページ よくある質問集 検索 サイトマップ
外務省案内 渡航関連情報 各国・地域情勢 外交政策 ODA
会談・訪問 報道・広報 キッズ外務省 資料・公開情報 各種手続き
トップページ 報道・広報 記者会見
記者会見

報道官会見記録(平成15年4月)


INDEX


・ 報道官会見記録(4月23日付)
 ・ 米中朝3カ国協議


・ 報道官会見記録(4月2日付)
 ・ 重症急性呼吸器症候群(SARS)
 ・ ファン・バン・カイ・ベトナム首相の来日






報道官会見記録 (平成15年4月23日(水) 17:00~ 於:会見室)

・ 米中朝3カ国協議

(問)北京で行われている米朝中の3者協議について、今のところ日本側に何か進展状況等についてありますか。

(報道官)会談が始まったということは報告を受けておりますが、終わったかどうかについて、内容がどうだったかについてはまだ何の情報もございません。ただ、会談は3日間と聞いておりますが、アメリカ側からは、その途中であっても日本、各国には随時、内容について伝えるということを聞いておりますので、いずれ、報告もしくは連絡があるものと思っております。

(問)今の北京の協議は取り敢えず一応始まった、うまく立ち上がったということについて、政府として、もしくは外務省としてはどう受け止めていらっしゃいますか。

(報道官)この話し合いは当面、アメリカ、北朝鮮、中国という3者の話し合いということでスタートしたわけでありますが、この話し合いが今後、多国間の協議の最初のステップになっていくということを期待しているわけです。アメリカ側もそういうふうに考えておりますし、日本も韓国もそうなってほしいと思って、お互いに連絡を取り合っているところであります。従って、今日1日目の会談で一体どういう話し合いになったのか、まだ分かりませんが、是非この話し合いが今回だけで終わるということがないように、今後続いていって、日本、韓国も含めた形の話し合いになっていくこと、それから敢えて申し上げると、日本と北朝鮮の間では国交正常化交渉が止まったままになっています。そうした日朝2国間の問題を話し合う場の再開にも繋がっ ていくことを期待しております。

(問)3日間終わった後、アメリカ側のケリーさんの来日についても、一部報道がありますが、今言えることは何かありますか。

(報道官)ケリー国務次官補が北京での会談が終わった後、韓国と日本に立ち寄った上でアメリカに帰ると承知しています。日本においても、我々の然るべき担当者との話し合いをして、会談の結果について更に詳しく報告をしてくれるものと期待しております。

(問)日程は今。

(報道官)日程まではっきりとしたところは決まっておりませんが、いずれにせよ週末ぐらいになるのではないかと想像しています。

(問)アメリカ側からは、3カ国協議の内容を随時報告を受けるということなんですが、中国も3カ国であるわけですが、中国からは同様の報告を受ける手配になっているのでしょうか。

(報道官)私たちは、報告もしくは内容についての連絡というのは、アメリカからは受けるということが、お互いに話し合って決まっておりますが、中国側との接触については今、ここで申し上げられるような内容はまだございません。ただ、日中間でも緊密な連絡を取り合っておりますので、何らかの格好で中国側の感触も我々に伝わってくるだろうと期待しております。

目次へ戻る



報道官会見記録 (平成15年4月2日(水) 17:10~ 於:会見室)

・ 重症急性呼吸器症候群(SARS)

(報道官)アジアだけではなくて世界各地に広がっておりますSARS、重症急性呼吸器症候群という、正体不明の肺炎の厳しい病気だと伝えられておりますが、これについてWHO、世界保健機関が今日、香港と中国の広東省への旅行を控えるようにという異例の警告というか注意を促しております。これを受けまして、日本政府としては目下外務省と厚生労働省の間で、日本政府としてはどの様に対応するかということを鋭意協議をしておりまして、出来るだけ早く日本政府としての国民及び海外にいらっしゃる方々へのアドバイスを出したいと考えております。今の状況でありますが、4月1日現在でWHOがまとめた数字は世界17カ国で1,804人の感染者が確認されていて、死亡者の数は62人だそうです。中国の患者の数806人がこの中に入ってはいるのですが、果たしてこの数字でいいのかどうか、北京の日本大使館を通じて中国側にも問い合わせなどをしております。場合によるともっと数字が増えるのかも分かりませんが、日本政府としてはこうした中国側からの情報も考慮に入れながら日本政府としてどの様な対応をするかを決めていくことにしています。それがまず第一点の事項であります。

(問)SARSの外務省と厚労省の話し合いですが、今日結論が出るのですか。

(報道官)今日、出来るだけ早く出したいということで、今話し合いをしていると私は聞いております。この件に関しましては、3月17日に中国、香港、インドネシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、カナダ、こうした国々と地域で、このSARSというのが蔓延しているという情報があるのでお気をつけくださいという渡航情報を外務省は出しています。その後、3月24日、28日と何回かに分けて、特に香港と中国については詳しい情報を出したりしております。皆様に注意を呼び掛けてはいたのですが、WHOから旅行を控えるようにという情報が香港と広東に出たということもありますので、更にこの我々が出している渡航情報をもっと強い内容にすべきかどうか、今検討している最中であります。

(問)危険情報のような形で出すこともあり得るということですか。

(報道官)それもあります。危険情報というのはいろいろなものがありまして、注意をするように、それから旅行を控えるようにということもありますので。

(問)何れ、今日中に。

(報道官)たぶんそうなると思います。

目次へ戻る

・ ファン・バン・カイ・ベトナム首相の来日

(報道官)もう一つ。今年2003年は日本とベトナムの外交関係が樹立されてちょうど30周年に当たるのですが、これを機会にベトナムのファン・バン・カイ首相が4月6日、日曜日から12日の土曜日まで日本を非公式訪問されることになりました。この間、カイ首相は小泉総理大臣らと会談をする予定になっております他、日本、ベトナム両国間の投資、貿易環境を一層促進するために開かれる経済団体主催のセミナー、また、日越共同イニシアチブ第1回会合などに出席される予定になっております。

目次へ戻る



BACK / FORWARD / 目次

外務省案内 渡航関連情報 各国・地域情勢 外交政策 ODA
会談・訪問 報道・広報 キッズ外務省 資料・公開情報 各種手続き
外務省