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演説

松宮大臣政務官演説

在日ブラジル人に関する諸問題に関するシンポジウム
「在日ブラジル人子弟の教育問題を考える」
(開会式における松宮大臣政務官挨拶)


平成16年3月10日

 シンポジウムを主催する外務省を代表致しまして一言ご挨拶申し上げます。
本日ここにシンポジウムを開催するに当たり、まずは、関係者の方々のご協力に感謝致します。パネルディスカッションの座長を勤めて頂きます小野五郎埼玉大学教授をはじめご出席下さる大学の諸先生方、ブラジルよりこのために遠路お越しいただいたヴィトリア・クリーヴェル教育省国際問題局長、吉岡黎明ブラジル日本文化協会副会長、また国内の地方自治体、学校、ブラジル政府、NPOなど多くの関係者の皆様のご協力があって実現の運びとなりました。

 日本とブラジルの間には1895年に日伯修好条約が結ばれて以来約110年の歴史があります。また、1908年に日本からブラジルに移住者が初めて渡ってから、まもなく100年を迎えようとしております。この1世紀の間に日伯関係は大きく変化を遂げてきましたが、特に、「人の流れ」という意味において1990年代以降日伯関係に大きな変化が起こっています。即ち、従来は主に日本からブラジルへの流れであったものに、近年ブラジルから日本への流れが加わっています。

 在日ブラジル人の数は年々増加し、現在約27万人に達しており、また、滞在期間は益々長期化もしくは永住化の傾向にあると聞いております。ブラジルのサンパウロをはじめとする日系社会と同じように、日本国内の多くの都市において、ブラジル人コミュニティーが、地域経済への貢献も含め、大きな存在となりつつあります。

 他方、皆様ご存じの通り、人口の増大に伴い、就労、教育、出入国管理・登録などの様々な課題も浮き彫りになってきております。これらを議論するためこのシンポジウムは平成12年度に始められました。シンポジウムの議論は外務大臣の諮問機関である海外交流審議会でも取り上げられております。これらの問題の中で、特に教育の問題は、将来を担っていく若い世代にとり最も重要な課題であり、広く国民の関心を呼んでいます。その関心の高さを反映し、本日もここに招待者のみならず多く一般の方々の参加を得ています。

 日本社会は、今、このブラジル人コミュニティーとの共生など「多文化共生」という大きな課題に直面しています。この教育の問題については、それぞれの地方自治体や集住都市会議、学校、地域社会、NGO、NPOなど日伯両国の多くの関係者の方々が、日々協力しあって、様々な取り組みを行い努力しておられます。この皆様の並々ならぬご尽力に対し、私は、外交の一責任者として、深く敬意を表したいと思います。本日、ここで活発な議論が行われることが、これらの取り組みへの一助となること、更には、日本・ブラジル関係の強化に繋がることを切に期待して私の挨拶と致します。


政務官 / 平成16年 / 目次


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