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小泉総理表敬では、2008年に向けた日伯友好交流関係、在日ブラジル人などについて意見交換があった。また、アモリン外相より、ルーラ大統領発小泉総理宛の親書が手交され、小泉総理のブラジル訪問を招請した。
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(2) |
外相会談は、ルーラ政権成立(昨年1月)後はじめての本格的な日伯外相会談であり、会談およびワーキングディナーの形で、二国間関係、国際問題(主として国連安保理改革及びWTO)など幅広い分野について極めて友好的雰囲気の下で意見交換が行われた。
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(3) |
二国間関係では、特に以下の点が確認された。また、アモリン外相より、川口外相に対してブラジル訪問招請があった。
- 2008年の移住100周年を両国で祝い、これに向け、日伯交流を深めていくために協力していくこと。
- 両国間の政治対話を強化するため、首都ベースで、ハイレベル(外務審議官級)での政策対話を行うこと。
- 環境問題に関する二国間対話を立ち上げること。
- 在日ブラジル人に関する諸課題につき、両国政府間で協力していくこと
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(4) |
安保理改革を進めるために国際社会が一致して行動していくことの必要性につき認識が共有され、また、日伯両国政府が共通のビジョンに基づき、安保理改革の進展に向けて協力を深めていくことが確認された。
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また、WTOドーハラウンドの交渉につき意見交換が行われ、年央までに農業、非農産品市場アクセスについて枠組み合意を行うべく交渉を強化していくことで認識が一致した。
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(参考)
外相会談終了後、これらの点を盛り込んだ共同新聞発表が発出された。(別添参照)
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