共同発表
日本国政府とウズベキスタン政府との間の
抑留中死亡者をめぐる人道分野における協力(仮訳)
平成14年7月29日
於:東京
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カリモフ・ウズベキスタン大統領の日本国への公式訪問に際して、川口順子日本国外務大臣とカミロフ・ウズベキスタン外務大臣は、ソ連時代にウズベキスタンに抑留された日本人をめぐる人道分野での協力に関する以下のとおりの共同発表を行う。
日本国政府は、これら日本人死亡者の遺族の方々の、遺骨を祖国に持ち帰りたいとの思いは不変であることを指摘するとともに、ウズベキスタン共和国政府が遺族の気持ちを理解するよう期待した。
ウズベキスタン共和国政府は、日本側の期待に留意し、日本側より遺骨収集の要望がある場合にはこれに協力する用意がある旨を表明した。
ウズベキスタン共和国政府は、今後とも同国内に存する日本人死亡者の埋葬地が適切な状態に保たれるよう努める意図を表明した。
日本国政府は、ウズベキスタン共和国が行っている同国内に埋葬されている日本人抑留者の墓地整備に関し、同国の姿勢を肯定的に評価した。
これに関連し、日本国政府は、先の大戦後、ウズベキスタン共和国において抑留中に亡くなられたすべての日本人を偲び、平和への思いを込め、かつ、日本国とウズベキスタン共和国との恒久の友好と親善を深めるために、日本人抑留中死亡者の慰霊碑を建立する旨の意図を表明し、ウズベキスタン共和国政府はこれを歓迎した。
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