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主な要人の来日日程


川口外務大臣とストロー英国外務英連邦大臣との会談(概要)


2002年7月18日

 7月17日、川口外務大臣は、外務大臣就任後初来日したストロー英外務大臣と会談及び共同記者会見を行った。
 ストロー外相とは、多岐に亘る二国間の協力現下の国際紛争環境・開発といった国際的な課題及び地域情勢につき、意見交換を行い、多くの認識の共有を確認した。また、これまでの良好な日英関係を歓迎し、今後も両国が重要なパートナーとして、緊密に連絡し、協調して国際社会の課題に取り組むことが重要との認識で一致した。
 また、日英両国が今後取り組む具体的な協力のプログラムについて意見交換し、協力例として、アフガニスタンに関する合同セミナーの共催、小型武器問題、紛争予防に取り組む共同プロジェクトの検討などを挙げた共同ステートメントを発表した。
 先方より、日本のODA実績を高く評価するとともに、中東和平やインド・パキスタン情勢について、これらの地域で歴史的重荷を負っていない日本の積極的な外交活動が、今後一層重要な割を果たすであろう旨述べた。
 会談の主な議題については、上記の他、以下のやりとりが行われた。

1. 二国間関係

 先方より、ブレア首相がいずれ訪日することを希望する旨述べた。また、サッカーW杯における日本の警察当局の尽力に感謝する旨述べた。

2. 中東和平

 現状は深刻であるとの認識で一致した。また、パレスチナ自治政府の改革の必要性及びイスラエルへの働きかけの重要性につき双方で認識が一致した。

3. インド・パキスタン

 ストロー大臣が19日にインド、20日にパキスタンを訪問することもあり、引き続き両国へ働きかけていくことを両大臣で確認した。印「パ」間の緊張は低くなったが、やや手詰まりであること、今後更なる信頼醸成措置を講じ、いつの日か然るべき時期には両当事者の直接対話が行われるべきであることで認識が一致した。

4. アフガニスタン

 日英合同セミナーの開催について合意した。2002年1月の東京でのアフガニスタン復興支援会議のフォローアップも必要であるとの認識で一致した。先方より、日本によるアフガニスタンにおけるDDR(武装解除、動員解除、社会復帰)に関心がある旨述べた。これに対し、当方より、今後緊密に連絡を取り、協力していきたい旨述べた。

5. イラク

 当方より、日本としては平和的手段による解決が第一である旨述べた。これに対し、先方より、イラクの大量破壊兵器開発を引き続き懸念している旨述べた。

6. 北朝鮮

 当方より、先般の訪韓に関し印象を述べた。先方より、英はピョンヤンに大使館をもっており、北朝鮮が国際社会の一員として行動するよう働きかけている旨述べた。

7. 安保理改革

 安保理改革については、英が日本の常任理事国入りを支持することを確認した。また、改革が進んでいないとの認識のもと、日英で改革を具体的に進めていくべく、今後担当者で協議させることを確認した。


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