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トップページ > 会談・訪問 > 主な要人の来日日程 |
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要人来日日程(平成12年)
ハタミ・イラン大統領の訪日
(10月31日~11月3日:公賓)
(概要と評価)平成12年11月6日
1.概要イスラム革命後、初のイラン大統領の訪日(イラン首脳の訪日として42年ぶり)。昨年8月の高村外相(当時)のイラン訪問の際に招請し、実現したもの。
2.主要日程
10月31日(火) 河野大臣のハタミ大統領表敬
日・イラン外相会談11月1日(水) 歓迎式典
日・イラン石油担当大臣による共同声明署名
経済団体共催歓迎昼食会
国会演説
日・イラン首脳会談
日・イラン首脳共同声明署名
総理主催晩餐会11月2日(木) 東京工業大学での講演及び名誉博士号授与
天皇陛下との御会見及び宮中午餐
平沼通産相のハタミ大統領表敬
日・イラン友好議連主催レセプション3.全般的評価
(1)改革路線への支持表明
今次訪日では、改めてハタミ政権の進める国内改革・対外緊張緩和路線への我が国の支持・支援を、ハタミ大統領及びイラン政府に表明し、先方からも国内改革等に関する決意を聴取することが出来た。
(2)政治対話の強化
我が国はこれまでの様々なレベルでの会談で国際社会の懸念につき繰り返し表明してきた。今次訪日では、最高レベルの会談である首脳会談において、中東和平、ミサイル開発、テロ等につき率直な意見交換を行うことにより、国際社会の懸念と我が国としてのイランの建設的な役割への期待を首脳レベルにおいてイラン側に伝達すると共に、共同声明においても、テロ、軍備管理・軍縮、中東和平についてイランの柔軟な姿勢を引き出すことができた。
(3)二国間関係拡大への意思表明
政治面においては共同声明を発出して各分野における両国の協力の展望を表明したことにより、経済面においては具体的協力の成果を打ち出せたことにより、今次訪日は今後の二国間関係にとって更なる協力を深める契機として位置づけられる意義深い訪問となった。
4.具体的成果
(1)共同声明の発出
2日、二国間関係及び地域・国際問題に対する両国共通の取組に関するメッセージ及び今後の協力について、両国首脳が署名する形式で「共同声明」を発出。
(2)総理のイラン訪問招請
1日の首脳会談において、ハタミ大統領より森総理に対し、イラン訪問への招請がなされた(森総理よりは、日程の調整については今後事務方を通じて行う旨応答)。
(3)原油輸入代金前払い
イラン国営石油会社(NIOC)、日本側石油輸入者と国際協力銀行(JBIC)の協力により、原油輸入代金の前払いとして、明年10億ドル、その後2年間で各年10億ドル相当額を供与する枠組に合意した。
(4)油田交渉権等の獲得
NIOCと日本企業の間で、アーザーデガン油田の開発に関し、交渉する権限を得ること等に合意した。
(5)JBIC融資供与の合意
JBICによるイラン向け輸出案件4件に対する輸出信用の供与(総額約531億円)に合意。
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