|
| ||||||||||||||||
| トップページ > 会談・訪問 > 過去の記録 |
|
橋本総理の豪州、NZ訪問
(概要と評価)
平成9年5月1日
外務省欧亜局大洋州課
II.評価 1.全般的評価
今次訪問は、わが国総理による4年振りの豪州・NZ訪問となった。橋本政権発足以来進めてきたアジア太平洋外交の一環として、わが国のアジア太平洋重視の姿勢、及び豪州・NZとわが国の協力関係が政治経済のみならず、文化等を含む幅広く、深いものであることを内外に示した。
豪州については、日豪首脳会談、総理による政策演説(「アジア太平洋の中の日豪関係」)等を通じて、良好な日豪協力関係を政治的に強化することを強調し、日豪両国のみならずアジア太平洋地域の発展に資する日豪のパートナーシップを一層推進していくことで一致。具体的には、(A)原則として年一回の首脳会談の開催、(B)次回日豪閣僚委員会の8月1日に東京で開催すること、(C)経済のみならず政治・安全保障分野での対話・協力の強化(日豪PM協議の推進等)、(D)今後の日豪協力の18の基本分野を明示した日豪パートナーシップの課題の基本方針の発表、(E)豪州のASEMへの参加に対する支持等につき両国間で合意した。
NZについては、今回の首脳会談によって、全般的に良好な両国関係を首脳レベルで再確認し、首脳間の個人的信頼関係が強化された。両国の共通の関心事項であるアジア太平洋地域の問題(APEC、ASEM、太平洋島嶼国に関する協力、アジア情勢等)及び多国間の問題(国連改革等)につき、首脳間で率直な意見交換が行われ、日NZ間の協力関係は一層拡大・深化した。また、総理からの招待を受け、ボルジャー首相が来年前半に公賓として訪日することとなった。 |
| BACK / 目次 |
|
| ||||||||||