首里城
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12世紀以降、沖縄本島においては、本島南部、中部、北部を拠点とした南山、中山、北山と称する3つの勢力が、争う三山時代を迎えました。15世紀の初頭、南山の支配下にあった按司(首長)"尚巴志(しょうはし)"が三山を統一して「琉球王国」が誕生しました。尚巴志の死後、1469年にクーデターによって最初の統一王朝は幕を閉じますが、翌年開かれた「第二尚氏王朝」は1879年まで続きました。「琉球王国」は、16世紀の初めには奄美・宮古・八重山諸島にまで拡大しました。
このころの琉球は三山時代以来の中国(明)との朝貢貿易を主軸に、北は日本本土、朝鮮、南はシャム・マラッカ・ルソンなどとの中継交易を盛んにおこない、王国の経済基盤としていました。また、古代の祭祀歌謡をあつめた「おもろさうし」が編纂され、円覚寺や守礼の門ができるなど、この時代に琉球文化は最盛期をむかえました。
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