2007年10月、世界銀行・国際通貨基金合同開発委員会が開催されました。この委員会では、長期的戦略ビジョン「貧困層に配慮した持続可能なグローバリゼーション」が示され、その達成のための6つのテーマ(①アフリカを中心とした貧困削減および持続的成長の実現、②ぜい弱国家のガバナンス向上、③中所得国の個別のニーズにこたえる支援、④気候変動をはじめとする国際公共財への関与の強化、⑤アラブ社会の開発と機会創出、⑥開発活動を通じた知識の集積と新たな支援手法の開発)が発表されました。
世界銀行は、2008年5月に横浜で開催された第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)の共催者として名 を連ねており、同会議においても対アフリカ支援に国際社会の知恵と資金を結集することに協力しました。また、日本と世界銀行は、アフリカ地域におけるインフラ、民間投資、農業、教育、保健の分野において協力を強化していくことで一致しました。