インド・パキスタンに関するG8外相声明(仮訳)
平成13年12月28日
G8外相は、12月31日のインド国会議事堂襲撃事件によって生じたインドとパキスタンの間の緊張に深い懸念を表明する。
テロリズムを正当化する余地は皆無であることを我々は強く確信する。我々は、インド国会議事堂襲撃事件を含む、あらゆる形態のテロリズムを強く非難する。我々は、パキスタン当局が本件襲撃事件を非難したことに留意するとともに、これまでに表明されているパキスタン領内から活動するテロ組織に対する行動を歓迎する。我々は、パキスタンに対し、そのような組織の指導者達を逮捕し、裁判を受けさせ、厳罰に処し、資金源を断つため、更なる対応をとることを強く求める。我々は、また、インドの首相が現下の問題の解決が外交チャネルを通じて追求されている旨の発言を行ったことを歓迎し、このアプローチを奨励する。
12月13日の事件がインド・パキスタン両国関係の悪化をもたらすものとなってはならない。我々は両国が事態の更なる悪化を避け、ラホール宣言の精神に基づき政治対話を再開し、また、グローバルなテロリズムの脅威に対抗すべく力を合わせることを期待する。
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