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 2.

第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)


 (1) 

TICAD IV準備プロセス


3月には、ガボンにて、TICAD IV閣僚級準備会議を小野寺外務副大臣(1日目)及び高村外務大臣(2日目)とゴンジュ・ガボン外務・協力・仏語圏相による共同議長の下で開催した。同会議は、TICAD IVの成果文書の一つである「横浜宣言」について議論し、準備プロセスが加速化された。

2月及び4月には、具体的支援策を打ち出すため、経済界との連携を含めたオールジャパンとしての取組を強化することを目的に、「TICAD・日本アフリカ交流年協力推進協議会」を開催した。同協議会では、政府、民間企業の代表が会し、TICAD IVに向け、民間側から「官民連携による新たなアフリカ開発に向けて」と題する提言が採択された。

このほか、TICAD IVの準備プロセスにおいては、アフリカ各国、NGO、企業等、幅広い主体の声を政策に反映するよう努めた(TICAD IVの詳細については、第1章「第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)」を参照)。


アフリカ開発の国際的枠組み

アフリカ開発の国際的枠組み


 (2) 

TICADフォローアップ・メカニズム


昨今、援助国側が発表した支援策の着実な履行に大きな関心が集まっている。TICAD IVでは、こうした国際的関心を先取りし、「TICADフォローアップ・メカニズム」を発表した。同メカニズムは、[1]外務省内に設置された「TICADフォローアップ事務局」、[2]年次進ちょく報告書を取りまとめる「TICADプロセス・モニタリング合同委員会」、[3]同報告書を基に進行中のTICAD関連活動について検討・評価するとともに、活動の加速化を提言する「TICADフォローアップ閣僚級会合」から構成されている。「TICADフォローアップ事務局」は、TICAD IVフォローアップとして「横浜行動計画」の進ちょく状況を12月末に外務省ホームページに掲載した。


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