みなさん、こんにちは~。ぼく、ドラえもんです。2008年、日本の「アニメ文化大使」になりました!
知ってる? ぼくの四次元ポケットには、「ほんやくコンニャク」という、食べるとどんな国の言葉も分かってしまうひみつ道具があるんだ。それでぼくは、大使就任式で「日本の文化を伝えるほんやくコンニャクになりたいです~!」ってあいさつしたんだよ。
大使になったぼくは、「どこでもドア」で、いろんな国へ出かけているよ。タイで向かった先は、バンコク郊外にある児童福祉ホーム。お父さんお母さんと別れてしまった小さいお友達が暮らすホームで、ぼくはもみくちゃにされるくらい大歓迎されたんだ。ぼくが大好きなどら焼きをプレゼントして、みんなで一緒に食べたよ。
イランでぼくの映画を上映したときのこと。ぼくはアジアの国では人気者だけど、中東ではどうかな?と思って、映写室の陰から、ドキドキしながら会場を見守ったんだ。すると、映画の終わりには、会場からすすり泣く声が聞こえてきた。何と、女の子がほほえみながら涙を流していたんだ。「タケコプターで自由に渓谷を飛ぶシーンが素晴らしかったわ!」だって。うれしくて、ぼくも涙が出そうになったよ。
これまで出かけた国は、多すぎて書ききれないけど、ぼくドラえもんは、たくさんの国で大歓声で迎えてもらっているよ。言葉が違う国でも、みんなぼくの映画「ドラえもんのび太の恐竜2006」をみて、泣いたり笑ったりしてくれているんだ。ぼく、「ほんやくコンニャク」になれているかな?これからも、がんばるね!
©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
タイ・パーククレット児童福祉センターで子供たちと