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   第2節   


北米

マップ・北米


【総論】


米国は日本の同盟国であり、日米同盟は日本外交の要である。日米両国は共通の基本的価値と利益を基盤に、安全保障をはじめとして、政治・経済等の幅広い分野において協調し、対処していく関係にある。東アジア地域に、現在も不透明性や不確実性が存在する中で、日米安保体制を中核とする日米同盟は、日本の平和と安全及びアジア太平洋地域の安定と発展にとって不可欠な役割を果たしている。さらに日米両国は、二国間の課題のみならず、国際社会が直面する諸課題に、世界の国々と協力しながら様々なレベルで、また、様々な機会をとらえて取り組んでいる。安倍政権の下においては、「世界とアジアのための日米同盟」との考え方に立って、アジアや世界の直面する諸問題について、日米両国が緊密に連携した。9月に成立した福田政権においては、福田総理大臣が初の外遊先として米国を訪問するなど、日米同盟の一層の強化という一貫した方針の下に、日米間で緊密な政策協調を行っている。

日本とカナダは、自由、民主主義、市場経済等の基本的価値を共有するアジア・太平洋諸国のパートナー及びG8のメンバーとして、政治、経済、安全保障、文化等、様々な分野で緊密に協力している。11月の日加首脳電話会談などを通じて、2008年に迎える日加修好80周年に向けて、良好な二国間関係を一層発展させるべく協力していくことで一致している。10月には、日加間の貿易や投資を一層促進するための取組をまとめた共同研究報告書が完成し、二国間経済関係の強化につながった。


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