第2章 地域別に見た外交 |
2.中央アジアとコーカサス 【総 論】 カスピ海周辺の豊富なエネルギー資源やユーラシアの中央に位置するという地政学的位置を背景として、中央アジア・コーカサス諸国 (注9) に対する国際的な関心が高まりつつある中、日本は、2004年8月に立ち上げた「中央アジア+日本」対話の第2回外相会合を東京で主催するとともに、小泉総理大臣が日本の総理大臣として初めて中央アジアを訪問した。また、麻生外務大臣は、6月と11月に政策スピーチを行い、対中央アジア外交を積極的に進める方針を示した。 |
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