第2章 地域別に見た外交 |
(2)日本とカナダとの関係
全般的に良好な関係を有する両国であるが、2005年も更なる二国間関係の強化がなされた。1月にマーティン首相夫妻が訪日し、日本とカナダの首相が共同声明及び平和と安全保障、二国間の経済枠組みに関する2つの附属文書を発表、11月19日にはAPEC首脳会議に出席するため韓国・釜山を訪問中の両首脳が「日加経済枠組み」文書に署名した。また、9月6日には、日加独占禁止協力協定への署名(10月6日発効)、2006年2月15日には、日加社会保障協定への署名がそれぞれ行われた。近年、二国間で懸案であったBSE問題についても、12月12日、カナダ産牛肉の輸入再開が決定された。また、日加フォーラムや日加安保シンポジウム等の非政府間対話や語学指導等を行う外国青年招致事業(JETプログラム) (参照) 、ワーキングホリデー等を通じた草の根交流が盛んに行われた。 |
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