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日本業界との定期会合
日本側より、医療機器・医薬品の規制等に関して、日本の製薬業界及び医療機器業界とFDAとの継続的な意見交換の場を提供することを要望する旨を述べた。米側よりは、具体的な議題の内容にもよるとしつつも、前向きに検討する旨が述べられた。
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医療機器・医薬品の品質管理規則(GMP)相互承認の推進
日本側より、これまで本件について日米間で行われたやりとりを指摘し、日米双方の企業の便益のためにも相互承認を実現すべきであることを述べるとともに、特に議論が具体化していない医療機器については、まずは査察報告書の交換、製造所に関する情報の共有化、合同査察の実施等を行うことを提案した。米側よりは、医薬品については、米国企業に対するFDAの査察報告書の交換等、情報交換の拡大に努めたい旨、医療機器については、日本側提案について協議を続けていきたい旨述べた。
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承認申請資料の治験の実施に関する基準(GCP)の相互承認
日本側より、GCPについても、日米間で医療提供体制及びこれに伴う治験実施体制などが異なることから、GCPの相互承認の検討のために、まず、日米両国のこれらの体制について情報交換及び人的交流を進める旨提案した。米側よりは、査察の相互承認は時期尚早であり、まずは、人事交流の実施の可否についての対話を開始したい旨が述べられた。
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