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TICAD II(第2回アフリカ開発会議)準備会合の開催
(概要と評価)

平成9年11月11日
外 務 省


1.概要

(1)我が国は、国連(OSCAL「アフリカ及び最貧国特別調整室」及びUNDP「国連開発計画」)及びGCA(「アフリカのためのグローバル連合」)と共催で、東京において11月10~11日にTICADⅡ準備会合を開催した。なお、98年10月19~21日(暫定)に本会合を開催する予定である。

(2)準備会合にはアフリカ46カ国、アジア9カ国、ドナー13カ国から開発担当閣僚、実務者他、国際/地域機関等を含め、約200名の参加の下、我が国の片倉「第2回アフリカ開発会議」担当大使とGCAのアブダラー議長を共同議長として行われた。

(3)準備会合では、「社会開発」「民間セクター開発」「農業・環境」「統治のあり方」「紛争、平和と開発」の分野を中心に、TICADⅡで目指す21世紀への新たな開発戦略に沿った具体的な「行動計画」を作成することになった。

(4)会議では、共催者、アフリカ8カ国、アジア2カ国、ドナー5カ国、6国際機関からなる準備委員会の設立が合意された。準備委員会は、今後TICADⅡでの採択に向けた「行動計画」の作成を手がけることとなる。

2.成果

(1)アフリカ開発が国際社会の最重要問題であるとの再確認

(イ)現在、アフリカでは民主・経済改革が推進される等の「新しい流れ」が生まれつつある。しかし一方で、改革の過程で社会の不安定化に直面している国も見られ、又、幾つかの国における紛争、それに伴う難民の発生、大半の国における貧困状況は依然として深刻な状況にある。
(ロ)アフリカの政治的安定及び開発の促進は、国際社会全体の安定を実現するために緊急かつ重要な課題であるところ、今回会合の議論を通じ、かかる認識が再確認された。

(2)21世紀のアフリカ開発のための「行動計画」の枠組を決定

(イ)TICADⅡでは「社会開発」「民間セクター開発」「農業・環境」「統治のあり方」及び「紛争、平和と開発」の分野を中心に「行動計画」を作成することになり、今後の作業の骨格が固まった。
(ロ)また、そのための準備委員会のメンバーがアフリカ諸国及び援助諸国・機関の双方から選出され、「行動計画」にアフリカ諸国の自助努力及び国際社会の支援が明確に反映される枠組が整った。

(3)参加者が熱意のある率直な議論を展開

 アフリカ開発が直面する問題に関して真剣な議論が行われた。まず、アフリカ諸国自身による開発努力(オーナーシップ)が重要であることが多くのアフリカ諸国自身により表明され、併せて、その努力に対する国際社会の支援(パートナーシップ)が不可欠であるという考えが多数を占めた。特に開発を進めるための手段として、アフリカの域内協力と南南協力(特にアジア・アフリカ協力及び三角協力)の重要性が強調された。また、96年にDACで採択された「新開発戦略」はアフリカの開発の促進に有効であること、更に、冷戦終結とともに対決型ではなく、南北間の協調に基づく開発問題に対する新しいアプローチが有効であることが確認された。

(4)我が国のODA評価

 我が国のODAに対して高く評価する旨発言する国が多数にのぼった。



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