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トップページ > 各国・地域情勢 > アフリカ |
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TICAD II・第2回準備委員会の概要
平成10年6月25日
1.総論6月19-20日、ジンバブエにて開催。今回会合では共催者作成の「行動計画」ドラフトが初めて準備委員会メンバー国に提示され、概ねの合意が得られた。各論での主要な合意事項、今後の策定作業での重点分野、検討課題等以下の通り(行動計画項目)。
2.各論
(1)前文(1章)
- 最近のアフリカの民主化等の政治的進展及び最近の良好な経済状況を踏まえ、肯定的な面を強調する。
(2)基本メッセージ(2章)
- 経済成長による貧困削減とサブ・サハラの世界経済への統合を基本メッセージとする。
- 貧困削減にあたっては所得の公平な分配(equity)について強調する。
(3)アプローチと強調点(3章)
- TICAD IIの付加価値であるアジア・アフリカ協力を特に強調する。
- 地域機関による地域協力を重視する。
(4)協力の分野
(イ)社会開発
- 教育分野では、初等教育普及を特に重視する。
- 人口・保健分野では、エイズ対策を重視する。
(ロ)経済開発
- 民間セクター開発では、中小企業育成とそのための環境整備に重点を置き、インフラ整備の重要性についても特に言及する。
- 農業はアフリカで大きな比重を占める産業であり、貧困削減のため不可欠な農業振興に重点を置く。
- 債務問題については、今後、世銀がドラフトを作成することで合意。
(ハ)開発の基盤
- 紛争予防では、OAU、その他の地域機構の紛争予防・監視メカニズムを活用する。
- 戦後復興では、難民支援に重点を置く。
3.今後の取り進め振り
- 今後は各共催者が分担して執筆するドラフトをOSCALがまとめることとなった。「行動計画」案は共催者、準備委員会メンバー国のコメントを聴取の上、9月にエティオピアで開催予定の第3回準備委員会にて提示され、検討される予定。
行動計画(案)
I.メッセージと主要概念1.メッセージ
2.主要概念
(1)自助努力(オーナーシップ)
(2)パートナーシップII.手段と強調点
1.手段
(1)協調強化
(2)地域協力
(3)南南協力(特にアジア・アフリカ協力)2.強調点
(1)人造り・組織造り(キャパシティー・ビルディング)
(2)開発における女性問題(ジェンダー)
(3)環境配慮III.協力分野(各分野において具体的「目標」と「行動」を記述)
1.社会開発:人間開発の推進
(1)教育
(2)保健・人口
(3)貧困削減2.経済開発:民間セクターの促進
(1)民間セクター開発(マクロ経済運営を含む)
(2)工業開発
(3)農業開発
(4)債務3.開発の基盤
(1)統治のあり方(ガバナンス)
(2)紛争予防と紛争後の開発IV.今後の課題(フォロー・アップ)
V.サンプル・プロジェクト
目次 |
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