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前回シンポジウムで作成された「東京リスト」の評価が行われ、日・スペイン双方から各課題の分野毎に進捗状況の報告があった。特に、両国間のハイレベルの要人往来の進展が顕著であった。
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経済セッションにおいては、日本側から、「東アジアのコンテクストにおける日本経済の情勢」、スペイン側から「スペイン経済事情とEU拡大のコンテクスト(貿易・投資への影響)」との議題の下、両国の経済情勢と今後の展望等について、周辺地域の経済情勢との関わりの中で分析し、今後の両国経済関係の更なる促進を目指して対話を強化していくことが提言された。 |
(3) |
スペイン側から、エルカノ研究所等が2003年に実施した日本におけるスペインのイメージに関する調査結果が報告された。右調査によると、一般の日本人にとり、スペインのイメージは未だステレオタイプ的ではあるが、伝統文化の評価が高い一方で新たな面も認識され、スペイン製品の評判も上昇しつつあり、観光先として魅力があるとの結果が報告された。 |
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文化セッションにおいては、「グローバル世界における文化交流」、「スペインにおける日本文化、日本におけるスペイン文化」をテーマに、文化外交、愛・地球博、グローバル社会におけるメディアの役割などに関する議論が行われ、二国間の文化・学術交流を更に促進していくことで双方の意見が一致した。
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少子高齢化問題に関する議論については、両国の取り組みや課題についての紹介と共に、両国共通の問題として、今後、両国間で議論を深めることは意義深いとの発言があった。
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2.第2日目(2月14日)