第5回日・メルコスール高級事務レベル協議
(概要及び成果)
平成14年10月
1.協議概要
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開催催日時 |
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平成14年10月9日(水) |
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場 所 |
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ブラジリア |
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出席者(代表)
我が方 |
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外務省(藤崎外務審議官)
経産省(小林通商政策局通商交渉官)
農水省(羽村国際部国際調整官)
池田在ブラジル大使、渡邊在アルゼンティン大使、
伊藤在パラグァイ大使他 |
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先 方 |
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ブラジル(議長国)・アルゼンチン・パラグアイ・ウルグアイ
(副大臣、副次官クラス) |
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議 題 |
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(イ) |
両地域における経済情勢分析
・日本・アジアの経済情勢(現状と見通し)
・メルコスールの経済情勢(アルゼンティン経済危機による影響、今後の見通し等) |
(ロ) |
FTAに関する日本とメルコスールの夫々の考え方
・日本・メルコスール間の貿易・投資の現状
・「日・「メ」間の協力の枠組みに関する討議の記録(R/D)」のフォローアップ状況
・今後のあり方 |
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2.内容と成果
(1) |
今次協議においては、南米の主要地域経済統合であるメルコスールとの経済関係の強化を目的として、両地域の経済情勢の分析や貿易・投資関係の現状についての幅広い意見交換が行われた。また、「メ」側の、FTAA交渉に向けての考え方、域外とのFTA交渉の動き、南米インフラ統合の現状等我が方関心諸事項についても確認することができた。
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(2) |
さらに今後の日・メルコスール間協力のあり方についても活発な議論が行われ、我が方より、政治対話の促進、経済技術協力の強化、通商促進の3点を協力の基本柱とし、今後いかなる形でより有意義な協力が可能かにつき「メ」側と協議していきたい旨表明したのに対し、「メ」側よりは共同通商ミッションの日本への派遣、日本における貿易促進センターの設置等の提案が行われた。 |
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