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第2回イスラム世界との文明間対話セミナー(概要と評価)


平成15年12月

1.背景

(1) 我が国は、13億人の人々からなるイスラム世界への理解を深めることが重要であるとの考えに立ち、イスラム世界との対話を特に重視。特にグローバル化の進む世界において相互理解のための対話はますます重要。5月の小泉総理の中東訪問においてアラブ・イスラム諸国との対話の強化を打ち出したところである。

(2) 「イスラム世界との文明間対話セミナー」は、「日本・アラブ対話フォーラム」、「対中東文化交流・対話ミッション」と共に、かかるわが国の対中東外交の重要な側面をなすもの。2002年3月のバーレーンでの第1回セミナーに引き続き、2003年10月8-9日、東京で「平和と人間開発」をテーマに第2回セミナーを開催した。

(3) 本セミナーは、2001年1月に河野外務大臣(当時)が湾岸アラブ諸国を訪問した際に提案し賛意を得た河野イニシアティブの三本柱のひとつである「イスラム世界との文明対話」を実現するもので、2002年3月にバーレーン外務省との共催により開催された「第1回イスラム世界との文明間対話セミナー」に引き続き行われたものである。


2.概要

(1) 本セミナーには、イスラム諸国側より、ア首連、オマーン、カタール、サウジアラビア、バーレーン、イエメン、イラン、エジプト、チュニジア、モロッコ、インドネシア、マレーシアの計12カ国及びアラブ連盟からの有識者計13名が、我が国よりは、板垣雄三東京大学名誉教授、山内昌之東京大学教授はじめ計16名の有識者、合計29名が参加した。
 第一部公開セッションには234名の聴衆が参加した。第二部は非公開セッションとして行われた。

(2) セミナーでは、平和と人間開発、近代化と異文化の遭遇という切り口から日本とイスラム世界がお互いをどう見ているかにつき率直な議論がなされた。セミナー参加者は自由な個人の立場で参加することを原則としており、また、文明間対話は相互理解を目的とした息の長い努力であることから結論や提言や出すことを目的としていない。

(3) 具体的には、「平和と人間開発」、「近代化と異文化の遭遇:イスラム世界から見た日本」、「近代化と異文化の遭遇:日本から見たイスラム世界」、「将来への展望」から4つのテーマにつき率直な意見交換を行った。

(4) 日本、イスラム双方の知識人から対話を一層深めるためにセミナー継続の必要性が指摘され、第3回セミナーは、2004年秋にテヘランで開催されることとなった。




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