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本セミナーには、イスラム諸国側より、ア首連、オマーン、カタール、サウジアラビア、バーレーン、イエメン、イラン、エジプト、チュニジア、モロッコ、インドネシア、マレーシアの計12カ国及びアラブ連盟からの有識者計13名が、我が国よりは、板垣雄三東京大学名誉教授、山内昌之東京大学教授はじめ計16名の有識者、合計29名が参加した。
第一部公開セッションには234名の聴衆が参加した。第二部は非公開セッションとして行われた。
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セミナーでは、平和と人間開発、近代化と異文化の遭遇という切り口から日本とイスラム世界がお互いをどう見ているかにつき率直な議論がなされた。セミナー参加者は自由な個人の立場で参加することを原則としており、また、文明間対話は相互理解を目的とした息の長い努力であることから結論や提言や出すことを目的としていない。
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具体的には、「平和と人間開発」、「近代化と異文化の遭遇:イスラム世界から見た日本」、「近代化と異文化の遭遇:日本から見たイスラム世界」、「将来への展望」から4つのテーマにつき率直な意見交換を行った。
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日本、イスラム双方の知識人から対話を一層深めるためにセミナー継続の必要性が指摘され、第3回セミナーは、2004年秋にテヘランで開催されることとなった。
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