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「イスラム世界との文明対話」の具体化 平成13年4月13日
2001年1月の河野大臣による湾岸諸国訪問の際に我が国より提案し、各国首脳等と基本的に合意した「湾岸諸国との重層的関係に向けた新構想」(いわゆる「河野イニシアティブ」)の第一の柱である「イスラム世界との文明対話」の具体化の主要な枠組みは以下のとおり。1.「知識人ネットワーク」構築
(1)中心人物リストの作成:日本側中心人物及びイスラム諸国側の中心人物(当面、湾岸協力理事会(GCC)諸国(サウディ、ア首連、クウェイト、オマーン、カタル、バハレーン)、イエメン、エジプト、テュニジア、モロッコ及びイランを中心とする)を確定し、双方のリストを2001年夏までに確定の上発表する。
(2)各国中心人物間の往来活性化:有識者間での対話円滑化・促進のため、日本側知識人のイスラム諸国等への派遣、イスラム諸国等からの知識人招聘等を、外務省の招聘・派遣事業等を活用しつつ活性化・円滑化する。その一環として、本年5月には、板垣教授に、モロッコ、テュニジア及びエジプトに訪問頂き、両国における知識人との意見交換及びセミナーへの参加等を行っていただく予定。
(3)各種セミナーの開催:年1回のペースで、関係国の中心人物から今後とも対話の中核として活躍しうる人物を選定の上、「イスラム世界との文明対話」に関する一週間程度に亘るセミナーを開催する。第一回セミナーは、2001年中に開催する方向で調整 していく。また、「外交フォーラム」シンポジウム開催等についても、今後調整を行っていく。
2.情報集積・発信能力、イスラム研究の強化
イスラムに関する情報集積・発信能力、イスラム研究の強化のため、日本における情報拠点として専門の研究所設置を将来的な目標とし、関係省庁・諸機関と協議を行う。また、外務省ホームページに「イスラム研究会」等の成果を掲載していくことを通じて情報発信を強化しつつ、既存のホームページやデータベース等との連携をも視野に入れて、将来的な単独のホームページ開設に向けた準備を開始する。
3.外務省「イスラム研究会」の継続・拡充
外務省の局長と有識者による研究会として「イスラム研究会」を継続し、月一回程度のペースで、局長レベルの会合を実施するとともに、一定期間毎に大臣、副大臣、政務官等の出席を得る報告会を実施する。また、今後の研究会開催に当たっては、出席者を外務省のみに限定せず、関係省庁や民間からの出席者も得つつ、より幅広く、実りのある議論を行うよう努める。
目次
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