日本では、2004年6月22日、奥田碩日本経済団体連合会会長を委員長とする実行委員会が設立され、市民交流年の準備が開始されました。
そして05年1月17日、日欧の青少年とプロの和太鼓チームの公演により市民交流年は幕を開け、日・EUフレンドシップウィーク、愛知万博ユーロスタンプラリーをはじめ、EU各国の児童演劇団や中東欧の若手音楽家の来日公演、姉妹都市交流や学校間交流を通じた青少年・市民の相互訪問、政治・経済・先端技術など様々なテーマのシンポジウムなど、総計450件を越えるイベントが日本各地で実施されました。また、11月には市民交流年を記念して「ヨーロッパ秋まつり in 日比谷」が開催され、2日間で約6万人が来場し、EU各国の情報やフード・ドリンク、各種レクチャーやワークショップ、ステージ・ショーなどを楽しみながら日欧交流に参加しました。
12月7日には小泉総理と市民交流年関係者との懇談会が開催され、奥田碩委員長をはじめとする実行委員会の委員、EU加盟各国の駐日大使、麻生外務大臣が出席し、市民交流年の総括と今後の日欧関係の一層の強化について懇談しました。そして、04年12月末にプレ・プロモーション事業として市民交流年の開始を告げた「東京ミレナリオ」が、05年12月末には市民交流年のファイナル・イベントとして開催され、多くの交流の機会を生んだ市民交流年の成功と今後の交流の発展への期待を込めて市民交流年の終了を飾りました。 |