アジア欧州会合(ASEM)第4回経済閣僚会合 (概要と成果)
平成14年9月20日
- 日程・出席者等
9月18日、19日、デンマークのコペンハーゲンにおいてアジア欧州会合(ASEM)第4回経済閣僚会合が開催された。本件会合には、アジア側より10か国(日本、中国、韓国及び東南アジア諸国連合(ASEAN)のうち7か国)の経済閣僚他が、欧州側よりEU加盟国15か国の経済閣僚他及び貿易担当欧州委員が出席した。日本からは、古屋経済産業副大臣、今村外務大臣政務官他が出席した。
- 議論の概要
本件会合においては、概要以下のとおり議論が行われた。
(1)WTOに関しては、2003年9月のカンクン(メキシコ)で開催される第5回WTO閣僚会議へ向け、ASEMとしての取り組みについて活発な意見交換が行われた。
(2)9月22日(日)から24日(火)にかけてコペンハーゲンで開催される第4回ASEM首脳会談における我が方イニシアティブ「多角的及び地域的経済関係に関するアジア欧州対話のためのイニシアティブ」については、アジア各国を始め、ASEM参加各国から幅広い支持が得られた。
(3)アジア、欧州における経済の進展状況について、ASEM参加各国から説明がなされた。この際、特に、アジアにおける経済連携を始め、貿易自由化やFTAの動向につき、欧州側より高い関心が示された。
(4)アジア・欧州間の経済関係の強化のために、産業界との協力や連携の必要性が再確認された。
(5)2003年のASEM第5回経済閣僚会合は中国が主催することとなり、開催時期は、カンクンで開催予定の第5回WTO閣僚会議(2003年9月)の前に開催することで合意された。
- 議長声明
上記の議論を踏まえ、骨子のとおり議長声明を取りまとめた。
|