外務省 English リンクページ よくある質問集 検索 サイトマップ
外務省案内 渡航関連情報 各国・地域情勢 外交政策 ODA
会談・訪問 報道・広報 キッズ外務省 資料・公開情報 各種手続き
トップページ 各国・地域情勢 アジア
アジア
世界地図
アジア 北米 中南米 欧州(NIS諸国を含む) 大洋州 中東 アフリカ

第1回ASEAN+3国境を越える犯罪
に関する閣僚会議(AMMTC+3)
(概要と評価)


平成16年1月10日


 1月10日、タイ・バンコクにおいて標記会議が初めて開催され、我が国より首席代表として小野国家公安委員長が出席。同9日に行われたSOM会合(SOMTC)には西宮アジア大洋州局参事官が出席した。

I.概要

(1) タイ・バンコクにおいてタイ主催により開催され、開催国のタイを議長として運営。ASEAN事務総長、ASEAN10か国及び日本、中国、韓国より治安担当閣僚等が出席。

(2) 議長の選定に続き、日中韓からのそれぞれの代表によるステートメントを行い、今後のとり進め方として、2005年に第2回AMMTC+3をベトナムで開催することが決定された。

(3) SOMTCで、テロ、不正薬物、海賊、人身取引、武器密輸、国際経済犯罪、マネー・ロンダリング、サイバー犯罪の8分野及び各分野におけるASEAN側の推進役であるリードシェパード国が特定され、これをプラス3各国が支援していくことになった。なお、ファンディングを含む今後の具体的支援のとり進め方については、今後の検討課題。

(4) 閣僚及びSOMだけの出席により、リトリート会合が開催され、国境を越える犯罪は新たな局面にあり、情報交換、情報の共有、ベストプラクティスの共有、コンタクトポイントの共有を含め、より効果的な協力を通じ、新たな進展に対応していく必要がある等議論を行った。

(5) 最後に本問題の解決に向け、ASEAN+3の枠組みで協力して対処していく政治的意思を確認する共同コミュニケを採択して終了した。

II.主な成果

(1) 本件会議の意義・成果

 国境を越える犯罪は、特に昨今のテロの脅威を踏まえ、アジア大洋州地域、特にASEAN+3各国の主要課題。本問題は、国や地域の安全保障はもとより、経済発展への重大な脅威となっている。本閣僚会議は、こうした問題について、ASEAN+3の枠組みで初めて開催された閣僚会議。

(2) 我が国の対応

 国境を越える犯罪の問題は、我が国としても、2002年1月の小泉総理のASEAN諸国歴訪の際の政策スピーチの中で示した5つの構想の一つであり、また、昨年12月の日・ASEAN特別首脳会議の「東京宣言」及び「行動計画」においても政治・安全保障分野の協力の中での重点分野の一つとして明示されているほか、その機会に発表した対ASEAN協力の3本柱の一つとして掲げており、我が国として今後益々重視すべき分野である。
 我が方首席代表の小野委員長は、本問題に対する我が方重視の姿勢を示した上で、本問題についての我が国の貢献をアピールした。また、他の既存のメカニズムとの関係を十分留意しながら協力を進めていくことを強調し、共同コミュニケにもその旨反映させた。



目次


外務省案内 渡航関連情報 各国・地域情勢 外交政策 ODA
会談・訪問 報道・広報 キッズ外務省 資料・公開情報 各種手続き
外務省