国連児童基金(UNICEF)
「カンダハール、ジャララバード、マザリシャリフ及び
これら周辺地域における国内避難民・帰還民
に対する基礎教育統合支援プロジェクト」
平成14年7月
1.概要
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事業目的
カンダハール、ジャララバード、マザリシャリフ及びこれら周辺地域の約125万人の国内避難民・帰還民の児童、青少年及び教員の教育へのアクセス回復及び増進。
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(2) |
実施期間:2002年8月~2003年8月(1年間)
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(3) |
支援額:総額10,812,321米ドル |
2.事業内容
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教育へのアクセス改善:総額 8,512,500米ドル
ユニセフでは日本政府等からの支援を得て既に生徒320万人あまりに対する支援を展開してきているが、今後のより大規模な帰還民の流入に備えて、今後12ヶ月のうちに、約100万人規模の帰還民児童等に対して基礎教育のための施設・教材・教員等を提供するため、以下の事業を実施。
(イ) |
児童生徒125万人に対する基礎教育教材等を提供。 |
(ロ) |
帰還率の高い地域における210校を修復。 |
(ハ) |
帰還率の高い地域において、少なくとも1250張りのテント教室、又は仮設学習施設を提供。 |
(ニ) |
少なくとも160校の水・衛生施設を設置・補修・改善。
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(2) |
教育の質的改善:総額 1,125,000米ドル
上記(1)の教育資材や教育空間等の主にハード面での支援と並行し、児童が継続して学校に通えるよう、教育の質の改善のため、以下の事業を実施。
(イ) |
長期にわたり国外に滞在した児童7万5千人に対する補習コースの教材開発及びコース実施の支援。 |
(ロ) |
少なくとも5千人の帰還民教員に対する研修コースを支援。
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(3) |
文部省及び機関間調整に係る管理・運営能力養成:総額 688,520米ドル
本件事業実施のため、事業実施地域における教育当局に対し、以下の支援を実施。
(イ) |
四輪駆動車3台、オートバイ330台の提供。 |
(ロ) |
地方当局の事務所修復及び事務所備品提供。 |
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(4) |
リカバリー・コスト(5%):総額 515,301米ドル |
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