アフガニスタンに関するG8外相声明の発出
平成13年11月26日
26日夜(日本時間)、アフガニスタン問題に関するG8外相声明が発出されたところ、ポイント以下の通り。
- 国連事務総長とブラヒミ特別代表による、安保理決議1378の完全実施及びアフガニスタン暫定政権の緊急設立に向けた、アフガニスタン諸勢力の代表によるボンでの会合開催のイニシアティヴを歓迎。ブラヒミ特別代表の尽力に完全な支持を表明するとともに、参加のアフガニスタン諸勢力がこの機会を最大限に活かすことを要求。
- 真に広範な支持に基づき、多民族で構成され、アフガニスタンの完全な独立及び領土的一体性を確保し、近隣諸国との平和にコミットする国民統合の政府を同国に確立することがこのプロセスの目的であることを強調。
- アフガニスタンの新たな指導者達による人権と国際人道法の尊重が国際社会によるアフガニスタン復興支援の実施に関する決定的要素。先のワシントンでのアフガニスタン復興支援高級事務レベル会合を歓迎するとともに、イスラマバードで今週開催予定の世銀・UNDP・ADB主催の会合、及び日本で明年1月開催予定の復興支援に関する閣僚級拡大会合に期待。
- アフガニスタンの人道状況の緊急性、重大性、並びに難民・避難民に対する人道支援の緊急の実施を容易にする努力を継続する必要性を強調。政府、国際機関、NGOの間の緊密な協調の継続を求め、アフガニスタン支援グループ(ASG)の活動を支持。
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