アフガニスタンに関するG8外相声明
(和文仮訳)
我々は、国連事務総長及びブラヒミ国連事務総長特別代表が、国連安保理決議1378の完全実施及びアフガニスタンにおける新たな暫定政権の緊急の設立に向けて作業するべく、今週、アフガニスタン諸勢力の代表の会合をボンで開催するとのイニシアティヴをとったことを歓迎する。我々は、かかる措置が、アフガニスタン及び周辺地域に平和と安定をもたらす政治的解決の達成を促進することを希望する。ブラヒミ特別代表の尽力に対する我々の完全なる支持を表明しつつ、我々は、アフガニスタンからの参加者に対しこの機会を最大限に活用することを求める。
我々は、このプロセスの目的は、アフガニスタンにおいて、同国の完全な独立と領土的一体性を確保し、近隣諸国との平和にコミットしている、広範な支持に基づき、多民族で構成される国民統合の政府を確立することであるべきことを強調する
我々は、アフガニスタンの新たな指導者達が、性別、民族、宗教を問わず人権を尊重し、国際人道法を尊重することが、同国の復興のための国際的支援のプログラムの実施にあたって決定的な要素となることを強調する。我々は、ワシントンで最近開催されたアフガニスタン復興支援高級事務レベル会合を歓迎する。我々は、今週イスラマバードにおいて世界銀行、国連開発計画(UNDP)及びアジア開発銀行(ADB)が開催する会合、及び来年1月に日本で開催される復興支援に関する閣僚級拡大会合に期待する。
我々は、人道状況の緊急性及び重大性と共に、人道支援の緊急の実施、特に難民・避難民に対する人道支援の実施を容易にする努力を継続する必要性を強調する。我々は、資源を動員し、人道支援を実施していくため、各国政府、国際機関、及び非政府組織(NGO)の間で引き続き緊密に協調していくことを要請する。この関連で、我々は、12月初旬にベルリンで会合を開くアフガニスタン支援グループ(ASG)の行っている活動を支持する。
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