植竹副大臣の国連LDC会議出席について
平成13年5月10日
- 植竹繁雄外務副大臣は、5月14日から20日までブリュッセル(ベルギー)で行われる第三回国際連合後発開発途上国会議(国連LDC会議)に出席するため、5月14日(月)から15日(火)までベルギー王国のブリュッセルを訪問する。
- 植竹外務副大臣は、5月15日にわが国の首席代表として一般演説を行い、後発開発途上国への支援を積極的に行っているわが国の積極的外交姿勢をアピールする予定である。
- 国連LDC会議は、今後10年間の後発開発途上国に対する国際社会の取り組みについての「2000年代のLDCのための行動計画」を策定し、採択する予定である。
なお、この会議では、わが国として重視している新ラウンド交渉の早期立ち上げを呼びかける。また、現在、西サモアでシニアボランティアとして活躍している藤田公郎外務省参与(元インドネシア大使、前JICA(国際協力事業団)総裁)がインフラ開発に関するテーマ別会合で、セネガル共和国のモクタール・ディオップ経済・大蔵大臣と共に議長を務め、わが国の実績および経験に基づいた貢献を積極的に行う予定である。
(参考)新ラウンド交渉:
WTO協定には、農業、サービス分野等においては2000年に交渉を行うことが規定されている(合意済み課題「ビルトイン・アジェンダ」)。99年末のシアトル閣僚会議では、新しいラウンド交渉の立ち上げに失敗した。昨年7月の九州・沖縄サミットで新ラウンド立ち上げに向け努力することが合意されたほか、11月のアジア太平洋協力(APEC)首脳会議では、2001年のできるだけ早い時期に全ての加盟国の関心に応えるようなバランスがとれ、十分に広範な交渉議題(アジェンダ)を決定すること、2001年中に新ラウンド交渉を立ち上げることが合意された。
第三回国連後発開発途上国会議
(植竹副大臣演説 平成13年5月15日)
国連後発開発途上国(LDC)会議
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