イラク柔道連盟に対する草の根文化無償資金協力について
平成17年3月17日
- わが国政府は、イラクにおいて柔道の普及・振興に取り組んでいるイラク柔道連盟に対して、中古柔道着の日本からの輸送に必要となる総額約7,400ドル(約82万円)の草の根文化無償資金協力を行うこととし、本件協力にかかる署名式が、3月17日(木)午後4時(現地時間同日午前10時)、バクダッドにて行われ、わが国より鈴木敏郎駐イラク国大使、イラク側よりアル・ムサイ・イラク柔道連盟会長等関係者がそれぞれ出席した。
- 本件協力は、約2万5千人の柔道人口を抱えるイラクにあって、柔道の普及や振興につき中心的な役割を果たしているイラク柔道連盟に対し、日本国内で集められた中古柔道着をイラクに輸送する費用につき日本政府として支援するものである。
- 今回イラク柔道連盟に送られる中古柔道着は、昨年7月に来日したイラク柔道関係者より同国の柔道活動への更なる支援依頼がなされたことを背景に、山下泰裕国際柔道連盟理事の要請により、柔道を愛する者同士の国の垣根を越えた友好活動の一 環として、わが国の参議院柔道議員連盟(会長:片山虎之助議員、事務局長:常田享詳議員)が鳥取県特定郵便局長会の協力のもと集めた中古柔道着約100着、および、財団法人 全日本柔道連盟が集めた中古柔道着約100着の計約200着である。
- 今回の支援により、わが国の国技であり、精神面にも重きを置く柔道というスポーツを通じて、イラクの人々との友好関係やわが国への理解が増進されること、また、困難に立ち向かうイラクの人々の心に明日への希望が高まることが期待される。
|