人間の安全保障基金によるギニア共和国における難民・国内避難民支援プロジェクトに対する支援について
平成16年8月16日
- わが国政府および国連は、8月16日(月)、国連開発計画(UNDP)がギニア共和国において実施する「フォレカリア及びキンディア両地方における戦争被災民と難民受け入れ地域のための統合されたコミュニティ復興と所得創出活動」プロジェクトに対し、人間の安全保障基金を通じ、総額103万932ドル(約1億1,237万円)の支援を行うことを決定した。
- このプロジェクトでは、リベリア、シェラレオネおよびコートジボワールから流入した約50万人の難民と32万人の国内避難民を抱えると言われるギニア共和国において、同国のフォレカリアおよびキンディア両地方のコミュニティを対象に、基礎的社会サービスの整備、所得創出、農業生産力の強化、農業インフラの整備およびHIV/エイズへの取り組みを通じて、難民、避難民の貧困緩和を目指すものである。
- このプロジェクトの実施により、基礎的な生活基盤の整備を通じて多数の難民・避難民を抱えるギニア共和国のコミュニティの安定化が図られることが期待される。
(参考)
人間の安全保障基金は、1999年3月にわが国が国連に設置した信託基金であり、現在までに総額約259億円を拠出している。これまでも、この基金を通じ人間の生存、生活、尊厳に対する多様な脅威に対して人間の安全保障の視点から取り組む国連関係国際機関の100以上のプロジェクトを支援してきている。
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国際社会協力部 政策課 |
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