イラクのアテネ・オリンピック柔道代表選手等の来日について
平成16年7月22日
- わが国政府は、イラクの国際競技参加支援の一環として、7月25日(日)から8月7日(土)まで、同国からアテネ・オリンピック柔道代表選手およびコーチ各一名を招聘する。
- 一行は滞在中、財団法人全日本柔道連盟の協力により、オリンピックに向けた集中トレーニング・調整を行うほか、政府関係者等を表敬する予定である。一行はトレーニング終了後、アテネに移動し、イラク代表団本隊に合流する予定である。
- 今回の招聘により、柔道というわが国独自のスポーツを通じて、イラクとの友好関係が増進するとともに、わが国に対する理解が増進されることが期待される。また、イラク代表柔道選手の活躍を通じて、イラク国民の復興に向けた希望と団結心を高めることが期待される。
(参考)
- 本年4月、イラクのスポーツ活動の振興とアテネ・オリンピック等の国際競技参加を支援するため、日本政府および日本オリンピック委員会(JOC)とイラク・オリンピック委員会(NOCI)が協議した結果、わが国でイラクの強化選手のトレーニングを受け入れることで合意がなされた。今回の招聘は、この合意に基づき、本年度のスポーツ交流支援事業として行われるものである。
- わが国政府は、本年2月22日から3月6日の期間、イラク柔道連盟会長をその他9カ国の柔道指導者とともに招聘し、財団法人講道館の協力により研修を実施した。また、同会長滞在時に、わが国政府は、国際試合用の青色柔道着50着をイラク柔道連盟に供与するとともに、全柔連が同団体に寄贈する柔道着100着、公式試合用畳2セット(約200枚)の輸送支援を実施した。
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