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報道発表


人間の安全保障基金によるバングラデシュにおける飲料水の砒素除去に対する支援について


平成16年6月16日


  1. わが国政府および国連は、6月16日(水)、国連工業開発機関(UNIDO)が実施する「砒素に関するWHO勧告基準に合致する飲料水の供給を通じた人間の安全保障の改善」プロジェクトに対し、人間の安全保障基金を通じ、131万8,692ドルの支援を行うことを決定した。

  2. このプロジェクトは、井戸の砒素汚染率が98%と高いバングラデシュのチャンドプール県の2つの郡において、砒素汚染に関する知識・意識を高め、緊急医療を提供するとともに、地下水から砒素を除去する装置を導入するものである。

  3. このプロジェクトの実施により、同郡において安全な飲料水の提供を行うとともに人々の砒素汚染水に関する知識・意識を高めることで、砒素中毒による健康被害を低減することが期待される。
(参考)
  1. 人間の安全保障基金は、1999年3月にわが国が国連に設置した信託基金であり、現在までに総額約259億円を拠出している。これまでも、この基金を通じ人間の生存、生活、尊厳に対する多様な脅威に対して人間の安全保障の視点から取組む国連関係国際機関の100以上のプロジェクトを支援してきている。

  2. バングラデシュでは人口の97%が飲用および調理用として井戸水を使用しており、何百万という人々が潜在的に砒素の危険に晒されている。砒素の毒性による症状の発現には6ヶ月から20年もの年月がかかるため、砒素に汚染された飲料水による危険を無視することは、国民の健康問題を悪化させることになる。
・ 国際社会協力部 国連行政課


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