日米首脳電話会談について
平成16年5月17日
17日20:45頃から約20分間、先方の発意によって行われた日米首脳電話会談の概要以下のとおり。
- イラク復興支援
(1) |
小泉総理より以下を述べた。
(イ) |
イラクにおける復興支援は正念場を迎えている。ブッシュ大統領が困難な状況の中、強い指導力を発揮していることに敬意を表する。 |
(ロ) |
米国人に多くの犠牲者が出ていることについて哀悼の意を表する。 |
(ハ) |
邦人人質事件における米国の協力に感謝する。 |
(ニ) |
貴大統領がブラヒミ提案を歓迎し、国連の関与を支持していることを評価する。新安保理決議の採択に向けた貴大統領の努力を歓迎する。我が国も決議の採択に協力したい。 |
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(2) |
これに対しブッシュ大統領より、イラクの状況は厳しいが、いずれ目標を達成できると確信している、良い新安保理決議を作りたいと考えており、日本の協力を期待している旨述べた。
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- 北朝鮮問題
(1) |
小泉総理より、22日に訪朝することを説明し、拉致問題、核問題等の包括的な解決という目的のため努力する考えであると述べ、また、核問題については六者協議に積極的に取り組むべきことを伝える考えであると述べた。さらに総理より、こうした北朝鮮をめぐる問題で、米国との連携は、極めて重要であると述べた。
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(2) |
これに対しブッシュ大統領は、日米の協力関係は極めて強力である、小泉総理の訪朝の目的をよく理解し、これを支持し、その成功を祈りたい旨述べた。
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