日中気候変動対話の実施について
平成16年3月3日
- 3日、北京において日本及び中国両国政府関係者により、グローバルな地球環境問題への取組に関する二国間対話が行われた。同対話には、我が方より、外務省、経済産業省、環境省の課室長レベル担当者が、また、中国側より外交部、国家発展改革委員会、科学技術省ほか関係部局の担当者が出席した。
- 今次対話において、双方は、気候変動枠組条約及び京都議定書を含む地球温暖化にかかる取組を中心として日中両国間で情報を共有し協力関係や連携を模索するとの観点から、広範かつ率直な意見交換を行った。双方は、地球温暖化問題への取組にあたっては、特に持続可能な開発の観点や革新的技術の活用が重要であることについて認識を共有した。今次対話において日中双方が意見交換を行った主な論点は以下のとおり。
- 日本及び中国それぞれにおける地球温暖化対策の展開
(中国における「持続可能な開発戦略」との関連等)
- 技術が温暖化対策に果たす役割と技術移転の重要性
- クリーン開発メカニズム(CDM)
(中国における排出削減プロジェクト展開の可能性等)
- 地球温暖化問題への将来的な取組
(次期約束期間における途上国等の参加のあり方等)
- 今次対話は友好かつ真摯な雰囲気の下で行われ、今後とも地球温暖化問題に関する日中間の協力と対話を継続していくべきことについて意見の一致をみた。
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国際社会協力部 気候変動枠組条約室 |
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