人間の安全保障基金によるカンボジアの地方における農村行動計画を通じた子供の生存と発育に対する支援について
平成16年1月13日
- わが国政府および国連は、1月13日(火)、国連児童基金(UNICEF)が実施する「カンボジアの地方における農村行動計画を通じた子供の生存と発育」プロジェクトに対し、人間の安全保障基金を通じ、102万7,425ドルの支援を行うことを決定した。
- このプロジェクトは、カンボジアの6つの州における貧困層の子供および女性の健康、栄養状態、教育を向上することを目的に、子供と女性の状況を改善するための活動を住民が自立的に特定、企画、実施するための訓練と、農村地域の貧困層に対する保健、教育、水、衛生、精神的ケアにかかわる基礎的サービスの提供を含む農村行動計画を実施するものである。
- このプロジェクトの実施により、カンボジアの農村地域における貧困層の子供と女性の生活環境が改善されるとともに、農村地域の住民が自立的に生活環境を改善する能力が強化されることが期待される。
(参考)
人間の安全保障基金は、1999年3月にわが国が国連に設置した信託基金であり、現在までに総額約229億円を拠出している。これまでも、この基金を通じ人間の生存、生活、尊厳に対する多様な脅威に対して人間の安全保障の視点から取り組む国連関係国際機関の多くのプロジェクトを支援してきている。
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国際社会協力部 国連行政課 |
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