人間の安全保障基金によるスワジランド王国におけるHIV母子感染防止に対する支援について
平成16年1月5日
- わが国政府および国連は、1月5日(月)、国連児童基金(UNICEF)が実施する「スワジランド王国地方部のコミュニティにおけるHIV母子感染防止」プロジェクトに対し、人間の安全保障基金を通じ、112万2,721.60ドルの支援を行うことを決定した。
- このプロジェクトは、HIV/エイズの罹患率が高いスワジランド王国において母子感染を防止するために、医療品の供給確保、コミュニティ・ベースの予防啓蒙活動の推進、看護士等保健関係者の訓練、母子感染防止活動のための全国規模のモニタリング制度の構築、コミュニティにおけるモニタリングの実施等を行うものである。
- このプロジェクトの実施により、スワジランド王国のコミュニティにおける個々人のHIV/エイズ予防能力が強化されることが期待される。
(参考)人間の安全保障基金は、1999年3月にわが国が国連に設置した信託基金であり、現在までに総額約229億円を拠出している。これまでも、この基金を通じ人間の生存、生活、尊厳に対する多様な脅威に対して人間の安全保障の視点から取組む国連関係国際機関の多くのプロジェクトを支援してきている。
 |
国際社会協力部 国連行政課 |
|