人間の安全保障基金によるタンザニアにおける非就学児童に対する基礎教育支援について
平成15年12月17日
- わが国政府および国連は、12月17日(水)、国連児童基金(UNICEF)が実施する「非就学児童に対する基礎教育・エイズ対策及び生活技能教育」プロジェクトに対し、人間の安全保障基金を通じ、71万1,263.41ドルの支援を行うことを決定した。
- このプロジェクトは、若者のエイズ感染率が高く、また就学率の低いタンザニアにおいて、学校教育を受けられない8歳から18歳の世代に対して生活技能(栄養、衛生、エイズ予防)、読み書き、職業訓練等の基礎的教育を行う「タンザニアにおける補足的基礎教育」(COBET)プログラムを通じて、児童用の教科書やHIV/エイズ教材の調達、コミュニティーにおけるHIV/エイズ予防のための講習会の開催などの活動をおこなうものである。
- このプロジェクトの実施により、タンザニアにおける非就学児童に対する基礎教育が促進され、コミュニティーにおける個々人のHIV/エイズ予防能力が強化されることが期待される。
(参考)
人間の安全保障基金は、1999年3月にわが国が国連に設置した信託基金であり、現在までに総額約229億円を拠出している。これまでも、この基金を通じ人間の生存、生活、尊厳に対する多様な脅威に対して人間の安全保障の視点から取組む国連関係国際機関の多くのプロジェクトを支援してきている。
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国際社会協力部 国連行政課 |
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