イラク・サッカー協会に対する草の根文化無償協力
(川淵日本サッカー協会会長と竹内外務次官によるセレモニー)
平成15年11月20日
- わが国政府は、日本サッカー協会(JFA)がイラクサッカー協会に対し寄贈するサッカーボール等のサッカー器材の輸送に関し、草の根文化無償協力を実施することを決定した。
- 上記を受け、20日、16時20分から約20分間に亘り、川淵三郎JFA会長、竹内外務次官が、海外新聞普及株式会社(輸送業者)にて、寄贈物の引き渡し式を行った。
(1)冒頭、川淵キャプテンが概要以下発言。
全国のサッカーファンから、ボール、スパイク、ユニフォーム等が集まって多くの寄付を頂いた。その輸送にあたって、今般、外務省からも御協力をいただくこととなった。これからも可能な限りこのようなサッカー支援していきたい。
(注:各都道府県支部より、サッカーボール1214個、ユニフォーム4853着、スパイク394足等が寄贈された。)
(2)次に竹内次官が概要以下発言。
現在、イラク国民は苦しい状況の下、改めて国家再建に向け努力している。日本としてもそれを最大限支援していきたい。イラクの人々が心に希望を持ち、明日への期待を高めていくことは重要であり、日本全国のサッカーファンからの心のこもった贈り物は支えとなると思う。外務省は輸送費の部分で協力をすることとした。イラクの子供達、サッカー選手を夢見る青少年、サッカー好きなお年寄り等、イラクの人々が寄贈されたボールを蹴り、希望に向かって前進していく姿が目に浮かぶ。今後とも、サッカーをはじめスポーツや様々な分野でイラクに協力していきたい。
- なお、政府はこれまでにイラク国立博物館収蔵物やその他の文化遺産の修復・保存のためにUNESCOを通じて100万ドルを供与、また、世界59ヶ国で人気を博したテレビ・ドラマ「おしん」をイラク国営テレビに供与した(おしんは10月27日から現地で放映されている)。
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